ふぇんねる

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 フェンネル(セリ科ウイキョウ(フォエニクルム)属)
  学名:Foeniculum.vulgare
  別名:ウイキョウ(茴香)、小茴香

 ハーブの王道セリ科Umbelliferaeウイキョウ(フォエニクルム)属Foeniculumのフェンネルは、地中海沿岸が原産の高さ1〜2mになる多年草。
古代エジプト時代の埋葬品の記録にも登場している史上最古のハーブです。
ヨーロッパでは、古来より薬草として有名であり、「フェンネルを見かけて摘まない者は、悪魔だ」という格言があるほどだそうです。
中国名から和名になった茴香は、腐った醤油でも、フェンネルの粉末を加えると香気を回復する=回香ということに由来しており、魚の生臭さを消す効果でも有名です。
又、スターアニスを大茴香と呼ぶのに対して、フェンネルを小茴香ともいいます。
消臭と言う事でインドでは、食後にフェンネルをひとつまみ口に含むのがエチケットだそうです。
日本へ渡来したのは、「倭名類聚抄」(931〜938年)にその名が載っているそうで、かなり古いようです。
 英名のフェンネルの由来はローマ語のFoeniculum(さまざまな香りを放つ草)とラテン語のFoenum(枯れ草)の2説あるようですね。
 フェンネルには、葉や種子を利用するスイートフェンネル(ローマンフェンネル),肥大した根もとを食用とするフローレンスフェンネル,ガーデンの観賞用に最適なブロンズ色したブロンズフェンネル、その他ビターフェンネル、インドフェンネルなどがあります。

栽培
 4〜5月頃、日当たりのよい湿り気のある良質の土に、6mmくらいの深さにタネを4〜6粒ずつ直播きにします。
間引きながら育て、最終株間を40cm位にします。
又、酸性土を嫌うので石灰で中和させ、堆肥や腐葉土をたっぶりすき込んで下さい。
ただし、苗から育てるのが初心者には向いており、植えつけは初夏から盛夏にかけてになります。
多年草と言う事で、暖地では冬、地上部が枯れてもまた新芽が出てきます。
殖やし方は株分けで行ないます。

収穫
 種をまいてから2ヵ月で収穫可能となります。
花,茎,葉は利用のたびに新鮮なものを摘みます。
実(種)は花が終わって少し茶色に色ずいてきたら茎ごと刈りとり、風通しのよい場所で日陰干しにして乾燥させ収穫します。
これが、生薬の茴香です。

用途、効能
 アネトールと呼ぶ香油を含み、ローマ時代から薬用や香辛料として利用されてきました。
健胃,整腸,歯痛,せき,去痰に、又母乳の出を良くする作用も知られています。
料理には「魚のハーブ」と呼ばれるとおり魚介類のソースにピッタリです。
葉柄を魚の腹に詰めて蒸し焼きやオーブン焼きにすると、魚の生臭さと脂っこさを消し、すっきりした風味でいただけます。
花、葉、茎はサラダにするととても美味しくいただけます。
又、実(種)は消化を助け、口臭を消す薬として、口に入れてそのまま噛んでも結構です。
古くは「やせるハーブ」といわれ、葉や根やシード(種)を飲み物やスープに用いると太りすぎを防ぎ、さらにほっそりとやせられると信じられていましたが、その効果は?

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