ほあはうんど

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ホアハウンド(シソ科Labiataeマルビウム(ニガハッカ)Marrubium属)
  学名:Marrubium.vulgare
  別名:ニガハッカ、ホワイト・ホアハウンド

 ホアハウンドには、ホワイト・ホアハウンド(Marrubium.vulgare)とブラック・ホアハウンド (Ballota.nigra)の2種類があります。
ホワイト・ホアハウンドは白い花色から、ブラック・ホアハウンドは葉の色が非常に濃い事からだそ うですが、ブラック・ホアハウンドは、バロタ(Ballota)属の別属で、今回紹介するのは、ホワイ ト・ホアハウンドの方です。
ただし、ブラック・ホアハウンドにもホワイト・ホアハウンドと同じような薬効があるそうですが、 ハーブとしての風味に欠けるようです。

 ホアハウンドは、ヨーロッパと西アジア及び北アフリカの乾燥地帯に分布する、草丈40〜60cmの多 年草で、ハッカに似た強い香りがあり、初夏〜夏に、小さな白い唇形花を穂状咲かせます。
古くは、古代エジプト時代から、解毒や風邪薬として利用されていたそうです。

栽培

 園芸分類は、耐寒性多年草になります。
種から育てる場合は、秋または春播きで、直播も可能で、種が見え隠れする程度に覆土をすると、数 日で発芽します。
日当たりと水はけの良い場所を好み、日陰やかなり痩せたところでもよく生育します。
ただし、香りのよいものを収穫するには、日当たりで程よく肥料を与えた方が良く、元肥として有機 質肥料などを与えます。

 夏の高温多湿は苦手な方で、風通しの良い涼しい場所で栽培しますが、特に梅雨時は、蒸れる場合 があるので、余計な枝を切り取って通風を図ります。

 殖やし方は、種子、株分け、挿し木が可能です。
株分けの適期は春先で、挿し木は、初夏に伸びてきた茎を利用します。

 その他管理としては、花穂は種を取る以外、早めに摘み取った方が、株が弱りません。
また、根回りが早く、鉢植えの場合は根づまりを起こしやすいので、こまめな植え替えが必要です。

収穫

 夏の開花期に、全草を刈り取って乾燥させ利用します。
また、生の葉は、いつでも利用可能です。

用途、効能

 薬効としては、強壮、健胃、収斂、去痰、鎮咳、癒傷などが上げられ、特に咳止めの薬として知ら れています。
咳止めなどの内服には、生または乾燥した葉に熱湯を注いで10分蒸らしたハーブティーが一般的です 。
ただし、ニガハッカの別名の通り苦味が強く、飲み難い時は、ハチミツなどを加えてもOKです。

 外傷には、水洗いした新鮮な葉をすりつぶし、患部に直接当てます。

 料理などへの利用ですが、リキュールなどの風味づけにも利用されますが、通常の料理用として、 その昔は使われていたようですが、最近は、香味が強すぎるため、ほとんど使われません。

 その他利用方法としては、浸出液を防虫剤として使用します。
特に、シャクトリムシの駆除に良いとか。

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