じゃすみん
じゃすみん
ジャスミン(モクセイ科Oleaceaeソケイ(ジャスミナム)属Jasminum)
学名:Jasminum spp.
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モクセイ科のソケイ(ジャスミナム)属は約200種が旧熱帯から温帯に分布しており、その甘く上品な芳香から「香りの女王」と呼ばれています。
ジャスミンと言っても様々な種類があります。
代表的な種類を上げてみましょう。
ジャスミナム・ポリアンサムJasminum.polyanthum
中国雲南省原産で、ジャスミナム属の中ではもっとも花が多い種類です。
日本で最も園芸店で見かける種類で、ハゴロモジャスミンはその品種です。
花は強い芳香があり、つぼみのうちは紫色を帯びた桃色ですが、開花時には白色になります。
マツリカ(茉莉花)Jasminum.sambac
アラビアからインドに分布し、八重、一重咲きなどがあります。
ジャスミンティーにはこの花を使います。
白色花で香りが良い種類です。
ペルシャソケイJasminum.officinale
インド、アフガニスタン、イランに自生します。
ヨーロッパではふつうに見られる種類ですが、日本ではあまり多く見かけません。
園芸品種に「オーレウム」「バリエガツム」などがあります。
キソケイJasminum.humile ver.revolvtum
中国産で、黄色の花を咲かせますが、花にあまり香りはありません。
その他、
ソケイJasminum.grandiforum
オウバイJasminum.nudiflorum
ウンナンオウバイJasminum.mesnyi
オオシロソケイJasminum.nitidum
などがあります。
栽培
栽培場所は、日当たりと水はけのよい場所で、肥沃な土壌を好みます。
また、あまり風の当たらない場所が良いでしょう。
暑さに比較的強く、日陰に置くと花つきが悪くなります。
つるが伸びるので、支柱を立てるか庭植えの場合フェンスにからませます。
肥料は、花後の6〜9月までは緩効性の化成肥料を2ヵに1回与えます。
水やりは、鉢植えの場合、生育期には用土が乾いたらたっぷり与え、夏はとくに水を欲しがるので乾かさないように注意が必要です。
冬は暖かい日の午前中に与えます。
花が咲き終わった枝は5〜6節残して切り戻します。
8月までに伸びた枝は数節残して摘み形を整えますが、9月以後に伸びる枝は翌年花をつける枝なので、切らずに支柱などに巻きつけます。
鉢植えの場合は、根の生育がよいので毎年植え替えをします。
花後が適期で、用土は赤玉土:腐葉土:パーライト=4:4:2の混合土が適しています。
殖やし方は、挿し木が容易で、初夏にしっかりした枝を2節ずつ切り、下の葉を落として挿します。
用土は川砂、パーライト、鹿沼土などです。
さて、冬の管理ですが、種類によって耐寒性が異なります。
ペルシャソケイは、半耐寒性で割合と寒さに強く-5℃程度まで耐えられますので、暖地であれば庭植えも可能です。
その他、耐寒性が強い種類としては、キンケイ、オウバイなどがあります。
ソケイ、ハゴロモジャスミン(ジャスミナム・ポリアンサム)、マツリカ、ウンナンオウバイ、オオシロソケイは寒さに弱く、鉢植えで室内の暖かい場所で冬越しさせます。
この場合、3℃以上が必要です。
収穫
開花直前のつぼみや開花直後の花を摘んで利用します。
用途、効能
ジャスミンと言えばジャスミンティーがあまりにも有名ですね。
このジャスミン茶には、マツリカの花を使います。
製法は、開花直前のつぼみの時に香りがもっとも強く、このジャスミンのつぼみと茶葉を交互に何層も重ねて何度も花の香りを付けていきます。
花の開花時とお茶の仕上がりのタイミングを合わせるのが上質ジャスミンティーを作る秘訣だとか。
ジャスミンティーの美味しい入れ方は、85℃程度のお湯を使い、弱発酵茶ですので、一煎目は捨てないで、お湯をそそいで、10〜15秒ですぐ出します。
あまり長く置くと渋味と苦みが出てしまいます。
また、良いジャスミンティーの選び方は、一般的に花びらがあまりなく、茶湯は清らかな黄色で、飲んだあと口あたりは上品な花の香りが漂います。
花びらがたくさん入っている物は、香りがないため、香りつけのためが多く、茶葉の香りは良いのですが、出したお茶はあまり香りしません。
さて、このジャスミンティーの効果としては、コーヒー2杯分の興奮作用と覚醒作用があるといわれています。
自律神経を活発化させ、鎮静、緊張感をほぐす、不安を取り除き自信を回復させるなどの効果があります。
また、ジャスミンから取れる精油は、化粧品やアルコール飲料などの香りつけに利用しますが、ジャスミンの花が香りを強める夜に花摘みをし、花1tからわずか1kgの精油しか抽出されず、大変高価なものになります。
精油の効能は、ジャスミンティーと同様、強力なリラックス効果があり、神経や情緒をおだやかにし、自信喪失を改善し、活力をもたらします。
この神経的効果により、ホルモンバランスを整え、性的障害を改善するそうです。
さらに、出産時に分娩を促進し、痛みを和らげます。
これは、逆に出産時以外の妊娠中の使用は禁物です。
産後も母乳の分泌を促進するとか。
美容の面でも、乾燥肌、敏感肌、老化肌に効果があるそうです。
最後に直接的な使い方としては、新鮮な花をサッと洗って、飲みものやテザートの香りつけに使えます。
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