きゃらうぇい
きゃらうぇい
キャラウェイ(セリ科カルム属)
学名:Carum.carvi
別名:ヒメウイキョウ(姫茴香)
キャラウェイはセリ科Umbelliferaeカルム属Carumで西アジア、ヨーロッパ東部原産の二年草。
石器時代の遺跡からも発見されるほど古くから利用されてきたハーブです。
実際にキャラウェイが広がり始めたのは、紀元前3000年の頃からで、西アジア最古の都市といわれたフェニキアのシドン港を中心に、商業貿易を盛んに営んだフェニキア人の商船によって、他の商品とともにスイスやヨーロッパ諸国に運ばれたと言われています。
又、ヨーロッパ各地を征服していった古代ローマ軍は、キャラウェイを食べながら進軍し、キャラウェイの伝播に大きく貢献したそうです。
キャラウェイには、いくつかの面白い言い伝えがあります。
「家禽や鳩にキャラウェイの実を食べさせると、引き止める力が働いて、鳥たちは1羽たりとも行方不明になることはない。」とか「キャラウェイは、人や物を引き止め、その種子を入れておけば、どんな品物でも盗まれないし、また持ち主が現れるまで、盗もうとした者をその場に釘づけにさせることができる」とか「恋人たちを引き止め、愛情を永続させ、互いに浮気をさせないようにする」など。
これは、キャラウェイが食物を非常においしくし、楽しませてくれる事が根底にあるようです。
英語名のキャラウェイは、この香草を最初に調理用として使用したアラビア人が、ウルウィヤー(karwiya-a)またはカラウィヤー(karawiya-a)と呼んでいたことに由来するとか。
栽培
発芽適温は20〜25℃で、発芽適温を維持すれば何時でも栽培できまが、適期は4月〜5月と9月です。
根が長く伸びるために移植をきらうので、日当たりと水はけのよい場所に直播にします。
荒く条播きし4〜6mmほど覆土し、約2週間で発芽します。
草丈5cmくらいで株間15〜20cmに間引き冬越しします。
翌春になったら株間30〜40cmまで間引をします。
開花は2年目の初夏。
丈夫に生育するので初心者向きです。
収穫
葉は使用の都度摘みます。
最も利用されるのは三日月形をした種ですが、開花結実後7分熟で採取し、束ね吊るして追熟させ、もみ落として保存します。
保存にはカビが発生しないように湿度には注意してください。
用途、効能
最も有名な効能は消化促進と食欲増進です。
よくパンに加えて利用するのは、風味づけの他に、こうした効用があるからです。
日本でも、胃腸薬、かぜ薬のトローチ剤やエキス剤に昔から利用されてきました。
又、肝機能促進や口臭を消す効果があるため、食後に口に含んで噛んでもOKです。
さらに、キャラウェイの芳香油は、ソーセージや缶詰食品などの味付けのほか、香水,化粧品,口腔洗浄剤,うがい薬に使用され、インドでは、殺菌力があるとして石けん用の香料にもなっています。
料理としては、ドライとフレッシュの葉をティーや料理の風味づけや香りつけにしたり、ニンジンに似た多肉根をシチューに加えたりしますが、最も一般的に用いる部分は三日月形をした褐色の種子です。
パン,ケーキ,ビスケット,クッキーは代表的な使用方法ですが、リンゴとの相性が良くりんご料理に用いたり、各種肉料理,チーズとも合います。
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