まじょらむ
まじょらむ
マジョラム(シソ科オリガヌム属)
学名:Origanum.majorana
別名:マヨナラ,スイートマジョラム
シソ科Labiataeのオリガヌム属Origanumで、その香りや形状がオレガノと似ているため混同されて長い間同種扱いされて来ており、オレガノをポットマージョラムまたはワイルドマージョラムと呼んだのに対し、スイートマージョラムと称しました。
しかし、明確に別植物として区分された現在では、単にオレガノおよびマージョラムと呼ぶのが通例です。
地中海地方やトルコに自生し、現在はヨーロッパで広く見られます。
マジョラムにはスイート種の他、フレンチ種や斑入り種など多くの品種がありますが、一般的にマジョラムと呼ばれるのはスウィートマジョラムのことです。
ギリシアの愛の女神、アフロディテが幸福と健康の象徴として創造したという言い伝えがあり、古代ギリシャ人に、ひろく使用された薬草でした。
又、幸福の象徴と言う意味では、もし墓の上にマジョラムが生えると、それは死者が永遠の至福を謳歌している証であると信じ、また、幸福な若い新婚夫婦にかぶせる冠として使われたりしたそうです。
ギリシャ語でマジョラムを「オロスガノス」といいますが、これは「山の喜び」と言う意味です。
又、majoranaのmajorという接頭辞は「より大きい」と言うことで、これは生命を延ばすと言う意味だそうです。
栽培
発芽適温は15〜25℃で、種播きは4月〜5月か9月〜10月です。
直径1mmにも満たないとても小さな種ですので、芽が出るまでの水やりは、種が流れていかないように、被せた新聞紙の上からや、鉢底から水を吸わせましょう。
但し、発芽に時間がかかるので苗から育てたほうが簡単です。
日当たりがよくて水はけのよい良い土を好みます。
土の酸性度が強いときは石灰を少し加えたほうが良いでしょう。
また、適度に肥料分があったほうが生育も良いので、元肥と追肥をして下さい。
但し、与え過ぎると風味も香りも強くなりすぎるので、施肥には十分注意をして下さい。
過度の水やりは徒長の原因にもなりますから注意が必要ですが、乾燥するとすぐに葉がしおれてきます。
土表面が乾いてきたらたっぷり水をあげるようにして下さい。
又、梅雨の時季は直接雨にあたらない所に置いて下さい。
開花期は5月〜7月で、あまり良い種子は採れませんので、殖やす時は、挿木や株分けが良いでしょう。
株分け適期は5月〜6月、挿し木適期は4月,9月です。
温暖地方では多年草ですが、寒冷地では冬を越せず一年草となります。
冬季は暖かい室内で育てるようにして下さい。
収穫
草丈20cm以上になった頃から、随時収穫できます。
生育期には草姿を整える意味でも、どんどん収穫しましょう。
但し、もっとも適しているのは開花直前で、特にドライにして保存する場合は花が咲く前の若い葉を摘みとります。
株元から5〜6センチ上で刈り取って、逆さにして吊っておくか、平らなところにまばらに広げて乾燥させます。
乾燥した方が香りが強く、甘い香りがします。
用途、効能
薬用としては、呼吸器系のトラブルである風邪や寒気を治療するには最高の薬草の一つとされています。
ドライにした葉のティーには消化を促進し、腸内のガスを除く作用があります。
また、鎮静作用があり、ポプリにして枕に入れても安眠作用が得られます。
葉と花の咲いた先端部分から取り出された精油は、リューマチ性の痛みや、冷えて固くなった筋肉の治療に素晴らしい効果を発揮します。
但し、麻酔作用があるので、乱用しないように、特に妊娠中はこの精油を避けるのがベストです。
料理用としては、豆類の煮込みによく合い、またラム、マトンなど羊、魚、レバーの臭みを消すのによく使われます。
又、葉を摘んでサラダとして食べることもできます。
さらに、トマトと相性が良く、イタリアではスパゲッティ、魚介類料理、肉料理によく使用します。
はぁぶにもどる
はじめにもどる