まぁれいん

まぁれいん


 マーレイン
 (ゴマノハグサ科Scrophulariaceaeバーバスカム(モウズイカ)属Verbascum)
  学名:Verbascum.thapsus
  別名:ビロードモウズイカ、ニワタバコ


 バーバスカム(モウズイカ)属は、地中海沿岸を中心に、西アジア、中央アジアに分布し、300種 が知られていますが、その中で、薬草として知られているのが、マーレインです。
マーレインは、ヨーロッパからシベリアに分布し、高さ1〜2mになり、灰白色の綿毛でびっしりと 覆われています。

 このことより、ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)と呼ばれています。
毛蕊花は、雄しべにも毛が生えていることに由来しています。
ヨーロッパでは極身近な植物で、日本には明治初年に渡来し、現在では、各地で野生化していま す。

その他仲間としては、

ダークマーレイン(Verbascum.nigrum)
 花の中心がオレンジ色で、雄しべが濃い焦げ茶色で全体が黒っぽく見えるところから「ダーク 」の名前が付いています。
別名クロモウズイカ

ブラッタリア(Verbascum.blattaria)
 草丈約50cmで、葉にはほとんど毛がありません。
クリーム色の花を付けます。

ムラサキモウズイカ(Verbasvum.phoeniceum)
 草丈約80cmで、花色は紫、ピンク、赤などがあり、園芸品種も多く、ヨーロッパでは一般的な 品種です。

リクニティス(Verbascum.lychnitis)
 草丈約70cmで、白花の品種です。

オリンピカム(Verbascum.olympicum)
 草丈1.5m以上になる大型種です。

フロモイデス(Verbascum.phlomoides)
 全草が黄色い毛で覆われています。

ラージマレイン(Verbascum.thapsiforme)
 花径約5cmの大きな黄色い花を穂状に咲かせます。

などがあります。

栽培

 自生が見られるほどですから、栽培は容易な方です。
種蒔きは4月が適期で、その年の冬越しの後、翌夏に開花します。
種は細かく育苗箱などにばらまきして覆土をせず、下から吸水させ、半日陰で乾燥させないよう に管理すると約2週間で発芽します。

 発芽後は日に当て、本葉が4〜5枚になったら定植します。
定植場所は、高温多湿に弱いので、日当たりと水はけのよい、乾燥した場所が良く、30cmの株間 で植えつけます。
また、酸性土壌はの強いところは嫌いますで、石灰を撒いて中和すると良いでしょう。

 後は、特別な管理は必要なく、一度植えるとこぼれ種で繁殖します。

収穫

 花期の6〜8月に、全草を刈り取り、そのまま、または乾燥させて使用します。
花はもろいので、気をつけて乾燥させ、また、使用の際には綿毛のろ過を充分に行いましょう。

用途、効能

 鎮静、収斂、鎮咳、不眠症、下痢、喘息、気管支炎、皮膚炎、打撲、関節炎など幅広い効能が 上げられており、また、腎臓から尿酸を排出させる働きあるとされ、腎臓病や高血圧の治療など に使われていました。
中国でも、全草を解毒、止血、打撲などに利用しているそうです。

 ティーとして内服するには、花5g程度に、熱湯をカップ一杯注ぎ、10分ほど蒸らしてから飲み ます。
気管系には、乾燥させた葉や花に、熱湯を注ぎ、発生する蒸気を吸入しても良いようです。
打撲などの外用には、葉45g程度を、植物油100mlで冷浸出した浸出油を使用したり、水洗いした 新鮮な葉をよくもみ、患部に当てても良いようです。


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