なんてん

なんてん


 ナンテン(メギ科Berberidaceaeナンテン(ナンディナ)属Nandina)
 学名:Nandina.domestica
 別名:ナンテンチク


 先週は、縁起物として特集コーナーでナンテンを紹介しましたが、本日は、「ハーブ&スパイス講座」として紹介します。 特徴や栽培方法は先週の特集で扱いましたので、今日は収穫から。

栽培

収穫

 実は赤く熟してから採取し、11月から翌年の3月頃までが採取時期です。
樹皮、根皮、葉は随時利用出来ます。

用途、効能

 薬用には実、葉、茎、根のすべてを用いる事が出来ます。
また、実は赤い実のナンテンより、白い実のシロナンテンの方が、良いとされていますが、栽培が比較的難しく、実も少ない等の希少価値 から来ているらしく、成分は普通のナンテンと大差はないらしいです。

 実を薬用として用いる事が、最も有名ですが、本来は、茎や葉を薬用としていたようで、実を咳止めとするのは古い時代に日本で発見さ れた独特の薬効だそうです。

 日本では実を乾燥させた物を、「南天実」と呼び、咳止などに使用しています。
葉も「南天竹葉」と称して、実と同様の効果があるそうです。
漢方では「南天燭」「南天竹」など多くの呼び名があります。

 最近では、葉から分離されたナンテノサイドBと言う物質が、アレルギーの抑制に効果がある事がわかり、花粉症予防薬やアレルギー性喘 息の薬として配合されています。

 さて先ずは実ですが、完熟したのを確認してから採取し、水洗いして日干しで乾燥させれば、「南天実」の出来上がりです。
実が多肉質のためなかなか乾燥しませんが、十分に乾燥させて下さい。
利用方法は、5〜10gに水500ccを加えて、全量が約半量になるまで煎じ、布でこして1日3回に分けて食前に服用します。
知覚神経や運動神経の末梢に作用して、百日咳や喘息などの咳止めの効果があります。
また、利尿や視力の回復、初期の白内障などにも効果があるそうです。

 次に葉ですが、実と同様に咳止めの効果もありますが、よく使われるのは、葉に含まれる青酸配糖体による、抗炎症・抗菌(防腐)作用 が利用されます。
魚料理や赤飯に乗せたりするのも、この抗菌(防腐)作用を期待してのことです。
また、解毒の目的で、主に魚の中毒に新鮮な葉を良くかんで飲み込みます。
この時吐くことがありますが、そのほうが効果があるそうです。
酒の悪酔いや乗り物酔いにも、葉をかんでいるとよいそうです。

 抗炎症効果としては、ロ内炎、歯茎の腫れ、歯痛などに、生葉の煎液を冷ましてうがいをするとよいそうです。
やけどには、葉の汁を付け、切り傷には葉の粉末をつけるそうです。
また、あせもや湿疹などには、粗く刻んだ生葉を袋に詰めて浴槽に入れて入浴します。

最後に根は、痛み止めを目的に頭痛、黄疸、リューマチ、疲労筋肉痛薬として、煎じたものを服用します。

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