にわとこ
にわとこ
ニワトコ、セイヨウニワト(コスイカズラ科ニワトコ(サンブクス)属)
学名:ニワトコSambucus.sieboldiana、セイヨウニワトコSambucus.nigra
別名:セッコツボク(ニワトコ)、エルダー(セイヨウニワトコ)
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先ずはニワトコ(庭常)ですが、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国の温帯および暖帯に広く分布する落葉低木です。
生薬として色々な効能があり、生薬名の接骨木花(セッコツボクカ)は春花の半開時に採集し乾燥したもの、接骨木(セッコツボク)は夏に細い枝を採集し乾燥したものです。
別名の接骨木(セッコツボク)は、黒焼きにしたニワトコとうどん粉と酢をまぜて骨折した時の湿布薬として用いられた事が由来だそうです。
次にセイヨウニワトコですが、エルダーとも呼ばれ、こちらの原産地は、ヨーロッパ、アジア西部、アフリカ北部。
こちらも、民間薬としてエジプト時代より利用され、ヨーロッパでは「田舎の薬棚」と呼ばれています。
また、魔除けとしてヨーロッパでは庭などに植えられているそうです。
この木の材質は堅く、古くはキリストの十字架をこれで作ったという言い伝えもあります。
品種としては、「プルベルレンタ」「オーレア」「フイリセイヨウニワトコ」などがあり、近縁にはセイヨウアカニワトコSambucus.racemosaがあります。
もう一つ面白い話、日本ではお馴染みのあの食べるキクラゲ、これは英語で「Jew's Ear(ユダの耳)」と呼ばれています。
この英名の由来は、キクラゲは、特にニワトコに好んで生えるようで、キリストを裏切ったユダがニワトコの木で首を吊ったという伝説からだそうです。
そんな理由からかヨーロッパでは、キクラゲをあまり食べないそうです。
ただし、日本では、ニワトコに生えるキクラゲを上品としています。
栽培
園芸分類としては、耐寒性の落葉低木になります。
ニワトコは3〜4月に開花し、果実が6〜7月に成熟しますが、セイヨウニワトコのサイクルは1〜2ヶ月ほど遅いようです。
日当たりから半日陰のやや湿りけのある場所を好み、土壌は水はけと保水性がよい事が条件です。根腐れしやすい方なので、特に梅雨時の排水には注意します。
逆に真夏は土壌の乾燥を防ぐ為、藁や草などのマルチングをします。
剪定は落葉期に行い、通風と採光をはかるため、混み合った枝を適宜取り除きます。
増やし方は、挿し木(晩冬〜早春は前年枝、夏〜秋は本年枝を使用)、種子(春)、取り木(春、夏)、株分け(落葉期)が可能です。
収穫
花は開花の盛期に、果実も熟期に収穫します。
葉は随時利用できますが、特に夏場、葉を枝ごと刈り取り水洗いし、小さく刻んで日干しで乾燥させます。
用途、効能
生薬としのニワトコ(接骨木)の効能は、内服する事により、発汗、利尿が上げらており、煎じて服用します。
外用としては、消炎、止血、鎮痛作用があり、煎じ液を布に含ませて患部に湿布します。
また、浴用料にすることで、神経痛やリウマチにも効果があるそうです。
セイヨウニワトコも同様の効能があると思いますが、さらにヨーロッパでの民間薬として、花粉症、インフルエンザ等のカタル症状(充血、鼻水)への効果が上げられています。
また、保湿効果もあり、美容クリームの原料にも使われています。
その他食用としては、果実を煮て、ジャムやソースにしたり、花をフリッターにしたり、ゼリーやジャムの香りつけに使います。
また、春先の若葉はテンプラにするとおいしいそうですが、食べ過ぎると下痢するそうです。
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