らべんだ〜

らべんだ〜


ラベンダー(シソ科Labiataeラバンデュラ属Lavandula)

 原産地は地中海治岸で多年草又は常緑低木に分類されます。
 最も人気があるハーブのひとつですね、芳香は強くて持続します。
 草丈は50〜100cmになり、日本にある種だけで百数十種もあり、白,ピンク,紫,ブルー,緑とたくさんの品種が紹介されています。
 属名のLavandulaとは、ラテン語の「洗う:Lavare」という言葉に由来しており、古代ローマ人が、衣類や身体を洗うときにこの花を使ったと言われています。

種類
・イングリッシュラベンダー (コモンラベンダー種L.angustifolia)
 地中海沿岸から内陸の標高1800m程度のところまで分布し、耐寒性があり、オカムラサキなど北海道を中心に栽培されている種類が含まれます。
 ヒドコート,ヒドコートピンク,マンステッド,フォルゲートブルー,ナナアルバ,ナナロゼア,ダッチ,アイリンドイル,オカムラサキ,ハナモイワ,ヨウテイ,など
・ラバンディン(ラバンディン種L.Xintermedia)
 L.angustifoliaとL.latifolia(スパイクラベンダー)の交配種で、耐寒性、耐暑性がある。
 ヒドコートジャイアント,グロッソ,シール,ラージホワイト,アラビアンナイト,サセックス,など
・フレンチラベンダー(ストエカス種L.stoechas)
 地中海沿岸、カナリア諸島、アフリカ北部、トルコ、小アジアに分布し、芳香はローズマリーに近く、半耐寒性だが、耐暑性があり日本南部に適します。
 ストエカス,ペダンキュラータ,ヘルムスデール,バタフライ,アボンビュー,スパニッシュ,スパニッシュピンク,グリーン,ビリディスラベンダー,など
・フリンジドラベンダー (デンタータ種L.dentata)
 地中海沿岸とアラビアに自生、半耐寒性。
 フレンチラベンダー。
 リンダリグノン,カンディカンズ,グレイフリンジドラベンダー,など
・ピナータ(プテロストエカス種 L.pinnata )
 葉に深い切れ込みがあり、羽のようになっているのが特徴。(ピナータ:羽の意味、プテロ:翼の意味)
 ピナータ,レースラベンダー,ファーンラベンダー,マルティフィーダラベンダー,カナリーラベンダー,など
・その他
 スパイクラベンダー(地中海沿岸標高600m以下に生息する暑さに強い種類。)
 ウーリーラベンダー(スペインで発見された白い綿毛の葉を持つ種類。)
 スイートラベンダー(スパイクラベンダーとデンタータラベンダーの交配種。)
 ソーヤーズハイブリッドラベンダー(ウーリーラベンダーの交配種で耐寒性。)
などなど山のように種類があるんですよ!

栽培
 基本は日当たりがよく水はけのいい土で育てます。
 湿気を嫌うので水のやり過ぎと梅雨どきの湿気が要注意です。
・種蒔き
 発芽の温度は約20度で4月中旬ぐらいに播き、秋に定植します。
 2〜3週間で発芽しまが、種蒔き前に、冷蔵庫に入れて低温処理をすることによってある程度、発芽時期を揃えることができます。
 但し、種の発芽率はあまりよくなく挿し木で殖やすのが一般的です。
・挿し木
 若い芽をさし木すれば、簡単に増やすことができます。
 時期は花が咲いた後です。
 若い芽を長さ20cmほどに切りますが、土に入る部分を斜めに切ると、根が出やすくなります。
 切り口には、発根剤をつけると良いでしょう。
 さし終わったら、風の当たらない、明るい半日陰の場所に置いて、水やりは土が乾かないように、たっぶり与えるようにします。
 10〜15日ほどで根が出てきたら、今度は日当たりのよい場所で管理をしましょう。
・切り戻し ラベンダーの花が咲き終わったら、花が咲いていた茎は早めに切り取っておきましょう。
 この作業を切り戻しといいます。
 花の穂の下から切り取ります。
 切った花の穂は風通しの良い場所で乾燥させておき、クラフトやポプリなどに使います。
 ただし、節の脇にある新芽は必ず残しておきます。
・冬越し
 ラベンダーは冬の間は生長が止まり、休んでいる状態になります。
 乾燥した冷たい風は大敵のようで、株元にワラや落ち葉、土を寄せて保護しましょう。

収穫
 花は、いつまでも咲かせておくと、タネを実らせようとして株に負担をかけ、その後の生長によくありません。
 開花の直後に花穂のすぐ下の葉だけをつけて切り取ります。
 ポプリやドライフラワーとして楽しむ場合は、花が開く前の状態で刈りとって茎がついたまま、花穂を下に向けて日陰干しにします。
 アレンジの花材として利用するときは、7〜8分咲きのものを束ねて切りとります。

用途
 主に花で、葉や茎も利用されます。
 精油成分には、酢酸リナリル、リナロール、シネロールなどが含まれ、胃痛、消化促進、殺菌作用、防腐効果、精神安定などの効果があります。
 香料、入浴剤、ポプリ、石けん、染色、クラフトなど用途の広いハーブの一つです。
・フレッシュで使う
 香りは、やはりドライのものよりフレッシュの方が強くて新鮮です。
 摘みたてをワインの瓶に入れておくと、飲んだときにラベンダーの香りがします。
 又、ブーケやアレンジの添え花として1〜2輪使うと、芳香が加わって素敵です。
・ドライで使う
 ドライにしたラベンダーは香りが長持ちするので、束ねてそのまま吊したり、花瓶に挿したりすれば、部屋中に香りが漂って芳香剤の役割もします。
 又、ポプリやサシェ、ピローにとてもよく似合います。
 手持ちの布で作った袋に人れたサシェの香りは、洋服ダンスや、バッグの中に入れてもOK!香りはリラックス効果を与えてくれるので、枕に縫いつけると夜ぐっすり眠れたり、サシェに人れて浴槽に浮かべても効果抜群。
 花は砂糖漬けにして、クッキーやケーキの飾りにも使えます。
 ドライのティーは美味で、すぐれた美容効果と薬効があるそうです。
・薬用として
 開花期の花葉茎の揮発性精油は、ラベンダーオイルとして使用します。
 ラベンダーオイルは香水の原料に用いられる他、消炎作用と傷口をかためる効果があるとして患部に塗布したりします。
 その他、アレルギー、気管支炎、寄生虫、結核、下痢、口臭、高血圧、ニキビ、皮膚炎、不眠症、偏頭痛、頭痛、かぜ・感冒に効果が期待(あくまでも期待)出来るそうです。
 それから、不純物なしの、純オイル使用は火傷に効果抜群とか...

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