れでぃ〜すまんとる
れでぃ〜すまんとる
レディースマントル(バラ科ハゴロモグサ属)
学名:Alchemilla mollis
別名:アルケミラモリス、ハゴロモグサ
バラ科Rosaceaeのハゴロモグサ属Alchemillaであるレディースマントルは、ヨーロッパ東部〜小アジアが原産で、婦人病に薬効があるハーブとして昔から珍重されました。
観賞目的でも、黄色の小花が密集して咲き、花の盛りには葉が見えないほど花づきがよく、又、軟毛におおわれて銀白色がかった緑の葉が美しく、花期以外もグラウンドカバーとして役立ちます。
レディースマントルの名前の由来は、女性疾患に使われたことと、葉の形が聖母マリアのマントに似ていることによるそうです。
又、属名のAlchemilla(アルケミラ)はアラビア語の錬金術に由来し、水をはじく葉にたまる水滴に錬金術のような万能の力があると考えられたそうです。
栽培
分類としては耐寒性多年草になります。
園芸店で苗を購入して始めるのが普通ですが、種から育てる場合は、春、又は秋に播きます。
但し、秋播きの場合も、翌春発芽するようです。
本葉3〜4枚になってから定植します。
定植は、日当たりから半日陰の風通のよい涼しい場所で、土質は少し湿り気のある肥えた土地が適しています。
草丈が50cm前後になりますので、株間を30cmくらいあけて植えます。
耐寒性は強く寒冷地では地上部は枯れますが、根は生きていますので、又春になると芽を出します。
逆に夏の暑さに弱く、半日陰にしたり風通しに気を配りましょう。
特に梅雨時は、花茎は早めに切り取り、密生した下葉を整理し、地際の風通しをよくする等の対策が必要です。
殖やし方は、状態が良ければこぼれ種でも殖えるそうですが、株分けが良いでしょう。
収穫
葉を必要に応じて収穫しますが、初夏の花の咲いてる時期がもっともよいでしょう。
葉は乾燥させますが、重ねて乾燥させてはいけません。
フレッシュのまま利用するなら、花の咲く前の若葉が適しています。
用途、効能
主に婦人病に薬効があるとされていますが、外傷などにも効果があります。
主な薬効成分は、タンニン、サルチル酸で、ドライ葉をハーブティーなどで飲むことで、月経過多、月経痛、月経不順、更年期障害、胃炎、腸炎などに効果があります。
消炎、抗炎症にも優れており、冷ましたハーブティーでうがいをすると、口内のただれ、咽頭炎、のどの痛みに効果を示します。
軟膏に加工すれば、腫れもの、外傷、おでき、日焼け、やけどなどにも効果があります。
ハーブティーは、乾燥させた葉5gに、熱湯カップ1をそそぎ、1O分蒸らします。
又、うがい用として、乾燥させた葉10〜15gを、水600mlで煎じたものを用意しても良いですし、この溶液を患部にそのまま塗ってもOKです。
外傷用としてクリームを自作する場合は、前記溶液と蜜ロウを薬用の植物油35mlで調製します。
又、フレッシュでも、若葉を刻んでサラダや料理に加えると、ほのかな苦みとすっきりした香りが風味を添えます。
注意点としては、妊娠中のハーブティーなどの服用は避けて下さい。
はぁぶにもどる
はじめにもどる