るばぁぶ

るばぁぶ


ルバーブ(タデ科Polygonaceaeカラダイオウ属Rheum)
  学名:Rheum rhabarbarum
  別名:ショクヨウダイオウ、マルパダイオウ


 ルバーブの原産は、シベリア南部で、古くからギリシア、ローマで栽培されていたようです。
本格的に栽培が広まったのは、19世紀になってからで、現在ではヨーロッパ各地で栽培されており、特にオランダ産が良質とされてい ます。
日本には明治初期に導入され、長野県で多く栽培されているようです。

 草丈は80〜200cmと大きく、食用にする葉柄は、赤みのあるフキに似たような形で、長さ50〜60cmになります。
ただ、品種によっては、葉柄の赤くないものもあるようです。

 独特の香りと酸味があり、ジャムなどに利用され、特にフランスではデザートにいろいろと使われるようです。
食用に出来るのはこの葉柄で、葉の部分はシュウ酸が多く、食べられません。

 ルバーブの別名をショクヨウダイオウと言いますが、ダイオウ(大黄Rheum.palmatum)とは、中国の四川、青海省など高原地帯に自 生の多年草で、生薬として、健胃、胃腸炎、消化不良、便秘などの効果があります。
このダイオウの一種を、特に食用に改良した物がルバーブです。
栽培

 分類は耐寒性の多年草で、夏の日差し対策に注意をする程度で後は、病害虫の心配もほとんどなく丈夫な植物です。
株はかなり大きくなりますので、栽培場所には広い場所が必要です。
鉢植えにする場合は、根が探く伸びるので、深めのものにします。
やはり、樽鉢程度の大きさが必要でしょう。

 種播きは春の3〜4月で、ポットなどに播き、本葉3〜4枚で定植します。
定植場所は、冷涼な気候を好むので、半日陰で適度に湿りけのある場所が良いのですが、多湿すぎると腐ってしまうので水はけには注 意します。
また、弱アルカリ性の土壌を好みますので、定植場所には石灰を施し、元肥として堆肥などを鋤き込みます。

 日本の夏の暑さは苦手で、初夏からは日よけで50%程度遮光をします。
これによってより赤みが増した株に仕上がります。
また、夏の乾燥対策として、株元に藁などでマルチングをすると良いでしょう。

 越冬後、春には、花茎が出てきますが、種を取る目的以外は早めに切り取り、堆肥を追肥して下さい。
殖やし方は、種からも出来ますが、春に株分けを行います。

収穫

 標準は種播きから3年目以降、種播きの年の秋に液肥などを追肥し、上手に育てれば2年目から収穫可能です。

 ほぼ一年中収穫出来ますが、春が最も味が良いようです。
葉はシュウ酸を含んでいるので食べられませんので、皮と葉は丁寧に取り去り、そのまま、または乾燥させて利用します。

用途、効能

 有効成分としては、タンニン、アントラキノン誘導体、有機酸類、アントシアンなどの物質が含まれ、リンゴ酸、クエン酸などの有 機酸塩により、酸味が加わっています。

 薬用としては、抗炎症、整腸、利尿、抗菌、収斂に効果があります。
特に整腸に良いとされますが、服用する量によって下痢と便秘の相反する効果を示します。
簡単なな服用の方法は、乾燥させた葉柄に、水を1カップ加え、10分ほど煎じた液を1日3回飲みますが、加える葉柄は、下痢の時は0.5g 以下、便秘の時は約3gとされています。
ただし、妊娠中や尿路結石の人は使用しないで下さい。

 食用としては、デザート類にする事が多く、特にジャムや砂糖煮に向いています。
ジャムは、葉柄を1cm位に刻んでお好みの量の砂糖を振りかけて鍋で柔らかくなるまで煮たら出来上がりです。

 さて、葉はシュウ酸が多く食用には出来ませんが、銅器磨きなどに使われるそうです。


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