るう
るう
ルー(ミカン科Rutaceaeヘンルーダ属Ruta)
学名:Ruta graveolens
別名:ヘンルーダ
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ルーは、南ヨーロッパ原産の常緑小灌木で、高さ60〜90cmになり、薬効が高く、昔から多くの治療薬として用いられて来ました。
中世ヨーロッパでは、清めのハーブとしてミサなどで使われたそうです。
葉には独特な香りがあり、料理の薬味としても利用されたそうです。
ただし、近年は、毒性が指摘され、食用には利用されなくなりました。
現在では、防虫、鑑賞用やドライフラワー,ポプリに、または根は染料にもされるそうです。
鑑賞用としては、葉は青みがかった緑色で光沢があり、冬も葉を落とさないので、一年中楽しめる他、初夏に葉先が黄緑色を帯び、黄色
の小さな花を咲かせます。
品種としては葉に斑は入る物やより青の強い品があります。
また、ルーは漢字で「芸香」とも書き、「芸」の漢字は「藝」の省略形として現在は使われているのですが、本来「芸」は、ほのかな香
りがする草という意味だそうで、この植物を指すそうです。
栽培
発芽率が良く、種からでも簡単に育ちます。
種播きの適期は、4〜5月で直播も可能です。
3mm程度覆土をしておくと15日前後で発芽します。
栽培場所は、寒さにやや弱く、耐寒温度は-5℃程度とされていますので、特に寒い地域では、冬でもよく日が当たる場所を選びます。
強い霜に当てると、株が弱ってしまいますので、注意して下さい。
また、やや乾燥気味を好む為、水はけの良い場所を選びます。
肥料は、春以降の生育期に、肥料切れを起こさないように、緩効性化成肥料などを3ヶ月に1度を目安に与えます。
その他は、病虫害にも強く栽培し易い植物です。
殖やし方は、種も取れますし、4〜6月に挿し木、3〜4月に株分けが出来ます。
収穫
地上部は随時収穫出来ますが、特に夏の開花期が最適です。
保存する場合は、出来るだけ早く乾燥させます。
また、開花期の花は、切花としても利用出来ます。
注意点としては、枝の切り口から出る汁液が皮膚に付着すると皮膚炎を起こすことがありますので、手袋などをして扱います。
用途、効能
効能としては、通経、鎮咳、鎮静、鎮痛などがありハーブティーにしたり、また、料理の香り付けなどに利用されていましたが、毒性が
指摘されてからは、人体への服用には利用されなくなりました。
特に、子宮に作用するので、妊娠中の使用は禁物です。
薬用として利用する場合は、湿疹、ねんざ、打ち身などに、乾燥葉の煎じ液を、ガーゼなどに含ませ、患部に湿布すると良いでしょう。
現在での主な利用方法は、花を切り花やドライフラワーにしたり、独特の香りと防虫効果を期待してポプリに利用します。
また、良く利用されるのが、ポプリと同じような効果を期待して、葉を本の栞(しおり)として利用します。
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