せんてっどぜらにうむ
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センテツドゼラニウム(フウロソウ科テンジクアオイ属)
学名:Pelargonium spp.
別名:ニオイテンジクアオイ、ニオイゼラニウム
センテッドゼラニウムは約250種ある、フウロソウ科Geraniaceaeのテンジクアオイ属Pelargoniumの中で、特に葉に芳香や刺激臭がある低木類の総称です。
原産は南アフリカのケープタウン近郊で、草花のゼラニウムも含め、いくつかの原種から品種改良によって多くの品種が作り出されています。
フランスでは香水の原料として昔から栽培されており、日本でも1943年から鹿児島県、香川県、愛媛県で栽培され、精油生産が行われていたそうです。
では代表的品種を紹介します。
アップルゼラニウムPelargonium.odoratissimum
小型で草丈40cm前後、葉も心臓形で直径が4cm前後で、鮮明なリンゴの香り。
匍匐性で吊り鉢や花壇の縁取りに向きます。
アプリコットゼラニウムPelargonium.scabrum
葉は堅く深緑色でアンズの香りがする。
丸い花びらの見ごたえのある大きな花を咲かせます。
シナモンゼラニウムPelargonium.×Iimoneum
直立性で、フルーティな香りがします。
ローズゼラニウムPelargonium.graveolens
最も有名と言える品種で、精油を採るためにヨーロッパなどで多く栽培されています。
ローズの香りで高さ1m位になり木質化します。
チョコレートペパーミントゼラニウムPelargonium.Chocolate Peppermint
葉には中心にチョコレート色の斑が入り、ペパーミントのさわやかな香りがします。
ナツメグゼラニウムPelargonium.×fragrans
シルバーの葉が特徴で、スパイスのナツメグに似た香りがあります。
パインゼラニウムPelargonium.denticulatum
パインとは松の香りで、松ヤニのようなにおいがあります。
濃い斑紋の入る花を周年咲かせます。
シトロネラゼラニウムPelargonium.citronellum
高さ1.2〜2m、葉も8cm前後で、強いレモンの香りがします。
レモンゼラニウムPelargonium.crispum
樹高60〜80cmの小低木で、葉は3〜4cmの扇形。
葉が縮れているのが特徴。
葉にはレモン・バームに似た強い香りがあります。
ペパーミントゼラニウムPelargonium.tomentosum
半匍匐で横に広がります。
草丈90cmほどになり、下部は木質化します。
ミントの香りがする代表種。
へーゼルナッツゼラニウムPelargonium.concolor cv
高さは40〜50cmで、へーゼルナッツの香りがします。
ジンジャーゼラニウムPelargonium.nervosum
葉は丸く、縁が波波打っています。
ライムに似た強い香りを持ちます。
ミセステイラーゼラニウムPelargonium.'Mrs.Taylor'
高さは1mほどで、葉は堅く縮れています。
甘い独特の香りを持ちます。
スイートミモザゼラニウムPelargonium.'Sweet_Mimosa'
1mほどになり、葉は切れ込みが深く、フルーティな甘い香りがします。
その他、まだまだ種類がありますが、コレクションの対象にどうですか?
栽培
日本ではほとんど種子は売られていませんので、苗を入手して育てましょう。
南アフリカ原産なので寒さに弱く、冷涼地での露地の越冬は無理ですが、暖地では北風の当たらない南側の軒下で株元にわらを敷けば越冬できます。
冷涼地では鉢に植えて冬季は室内などで管理することになります。
用土は、水はけの良いもの用い、市販の培養土に水はけを良くするために、中粒パーライトを1割ほど混ぜたものが良いでしょう。
日本の高温多湿にも弱く、日に当てる事は良いのですが、湿気には注意をして乾かし気味に管理します。
特に梅雨に株が弱くなりやすいので、この時期は風通しのよい場所で雨が当たらないようにします。
生長が旺盛な春以降は、肥料切れに注意します。
ただし、チッ素が多くなると香りが弱く、花つきが悪くなるので注意しましょう。
殖やし方は挿し木が一般的で、春か秋に花芽のついていない茎を、展開葉を2枚つけて下葉を落とし、2〜3分水あげしてから挿します。
1週間程度半日陰で管理し、徐々に日光に当てます。
生育にまかせておくと草姿が悪くなるので、夏の終わりと冬を迎えるころ、思い切って整枝をしましょう。
又、年に1回、秋から早春に植えかえを行います。
収穫
葉は30cm以上に生育し、よく枝分かれしてきたら、随時収穫出来ます。
ただし、花が咲く直前の葉が最も、やわらかく香りが良いようです。
花は盛りの時期に摘んでフレッシュのまま利用します。
用途、効能
収斂性があり、古くから創傷や腫瘍に用いられていたそうですが、メインやはり料理に入れてたり、ポプリにして香りを楽しむ事です。
花はフレッシュのままでサラダやアイスクリーム、ケーキ、料理に添えて香りと彩りを楽しむ事が出来ます。
葉は、フレッシュをゼリーやジャム、ティーなど料理の香りつけに利用しますが、葉の味は悪いので、香りを移したら葉は取り除きましょう。
また、ケーキ型の下に敷いて焼くと、香りのよいケーキが出来ます。
ドライにしてポプリに加えたり、入浴剤としても利用出来ます。
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