せるふひぃる
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セルフヒール(シソ科ウツボグサ属)
学名:Prunella vulgaris
別名:セイコウウツボグサ
セルフヒールは、ヨーロッパからアジアの温帯・寒帯と山岳地帯に広く分布する多年草で、日本の山野に生えているウツボグサも同じ種です。
シソ科ウツボグサ属ですが、シソ科のなかでは、香りは強くありません。
セルフヒール(self heal)とは「自然治癒」と言う意味で、また、all heal「いろいろな病気に効く薬草」とも呼ばれます。
西洋では、日本のドクダミやゲンノショウコのように薬草として最もポピュラーな存在です。
日本に自生するウツボグサ(Prunella.vulgaris var.lilacina)も、褐色に枯れかけた花穂を採取して日干しにしたものが夏枯草(かこそう)という生薬名になります。
花は、鮮やかな青紫色で観賞価値も高く、グラウンドカバーにも出来ます。
その他品種としては、白やピンクの花色の種類や、花弁の大きいラージセルフヒールなどがあります。
和名の「うつぼ」は、花穂の形が武士が矢を入れた靫(うつぼ)に似ていることに由来するといわれています。
栽培
分類としては、耐寒性多年草になります。春または秋に種を播きますが、よく耕して十分湿らせた土の上にばらまきして、手で押さえる程度で発芽します。
特に土質は選びませんが、日なたから半日陰の少し湿った、腐植質に富む土壌を好みます。
ただし、夏場は半日陰程度の場所が良いでしょう。
あとは、大変丈夫で、夏期の乾燥さえ注意すれば、どんどん育ちます。
性質は匍匐性ですが、逆に、あまりに肥沃な土壌では生育が旺盛すぎて、グランドカバーを通り越して始末に困る事がありますので、注意が必要です。
殖やし方は、株分け、種子、挿し芽になります。
収穫
晩春から夏にかけての開花期に、地上部を刈り取り乾燥させます。
用途、効能
成分としては、タンニン、トリテルペン類、精油、アルカロイド、苦み質などを含み、収斂、防腐、抗菌、降圧、利尿、消化促進、強壮、止血、癒傷などに薬効があります。
ヨーロッパでは古くから切り傷の止血薬として知られ茎葉をつぶしたものを患部に塗っていました。
代表的な利用方法は、ティーとして飲む場合、乾燥させた地上部5gに、熱湯カップ1をそそぎ、10分蒸らします。
口内炎やのどの痛みには、前記のティーを濃く作り、冷ましてうがいをします。
外傷には、乾燥させた地上部15gを、水600mlで煎じた液を冷まして、患部を洗ったり、ガーゼに含ませて湿布をします。
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