香酸柑橘類のをシトラスと呼びますが、柑橘系(ミカン類)の中で、特に香りが強い物を想像して下さい。
Citrusとは、ギリシャ語でも柑橘類を意味するキトロンから来ているそうです。
では、代表的な品種を並べましょう!
・ミカン(ウンシュウミカン)(Citrus.unshiu)
日本の固有種とされています。
一般的に言うミカンで、シトラスと言われるとピンと来ませんが、果皮を乾燥させものを陳皮(チンピ)と呼び、漢方薬や薬味などに
使います。
ミカンの果皮は、「橘柚(きつゆう)」、「橘皮(きつぴ)」とも呼ばれ、特に古いもの(陳久品)ほど薬用効果が優れているとさ
れていたため、「陳橘皮」とか「陳皮」と呼ばれています。
香港などでは、20〜30年物を「遠年陳皮」として売られているそうです。
ただ、本家中国で陳皮とは、主にマンデリンの皮を指しますが、柑橘類全般の皮を陳皮と呼ぶ事が多いようです。
また、陳皮に限らずミカンの皮は昔から、民間薬として、せき止め、たん切り、吐き気をやわらげる効果のほかに、身体を温めたり 、かぜの発熱に使われています。
・ユズ(Citrus.junos)
日本を代表する調味用柑橘類のひとつで、果実には表面に凹凸があり、この厚い皮の表面に含まれる油脂が香りの成分となっていま
す。
果皮は吸いものや酢のものの薬味や、マーマレードや菓子類などにも利用され、また、ユズの陳皮は、七味唐辛子や五香粉などの材料
として配合されます。
漢方薬としての陳皮の効能は、健胃、発汗、咳止めなどが上げられています。
・レモン(Citrus.limonia)
西アジア原産で、欧米で古くから香味料として親しまれてきました。
こちらの、利用方法は皆様の方が、詳しいでしょう。
皮からはレモンオイルが採取され、アロマテラピーに利用されています。
・ベルガモットオレンジ(Citrus.bergamia)
ダイダイの近縁種で、イタリア南部、シチリア島などが主な生産地です。
果皮にベルガモット油を含み、主に香料の原料にします。
・ライム(Citrus.aurantifolia)
実は緑色でレモンの半分くらいの大きさです。
お酒を飲む人には、サワーやカクテルの材料として使われますので、良くご存知でしょうね。
また、花はエディブルフラワーとしても使われます。
・ニッポンタチバナ(Citrus.tachibana)
日本の近畿以西の暖地に自生し、日本では最も古くから知られていた果物の一つです。
ウンシュウミカンの原種ともされており、伊予かんに似た香りがします。
・ナツダイダイ(Citrus.natsudaidai)
夏みかんのことですが、酸味が強くマーマレードなどの加工に適しています。
売られている生食用は、改良された甘夏と呼ばれるものですね。
・コブミカン(Citrus.hystrix)
力フェライムとも呼ばれます。
東南アジアでは、乾燥葉を力フェライムリーフと呼び料理に使います。
乾燥させた葉を料理の香味料に使ったり、果皮をすりおろして料理の香りづけに利用します。
・ザボン(Citrus.grandis)
柑橘類の中では最も大型で、重さ1kg以上になります。
主に長崎や熊本などで栽培され、砂糖漬けや菓子の材料などに使われます。
・グレープフルーツ(Citrus.paradisi)
ベトナム付近が原産地とされています。
ぶどうのように房状に実が成ることからgrapefruitの英名があります。
現在では、カリフォルニアで多くが栽培され、その他には、実が赤紫色のフロリダ産のルビーや、緑色でイスラエル産のスイーティー
などがスーパーで良く見かけます。
・オレンジ(Citrus.sinensis)
中国原産と言われていますが、アジアからヨーロッパ、アメリカまでかなり広範囲で栽培されています。
主に生食、ジュース用として栽培され、日本で売られているオレンジは、ほとんどがアメリカ産です。
日本でも栽培されているネーブルはこの系統になります。
また、果皮から採った精油は、スイート・オレンジと呼ばれ、アロマテラピーに利用されています。
以上!なんか、頭の中が酸っぱくなってきました...