それる

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ソレル(タデ科Polygonaceaeギシギシ(スイバ)属Rumex)
  学名:Rumex.acctosa
  別名:スイバ(酢葉)、スカンポ、スカンコ



 ソレルは、ヨーロッパからアジアの温帯地域に広く分布し、日本にも帰化植物として全国に広がり、非常に丈夫な性質から雑草扱いされ ています。
草丈40〜80cmで、葉は10〜20cmの大型の長楕円形で、若葉は赤褐色を帯び後に濃緑色になります。
また、雌雄異株で、花は初夏から夏に咲きます。

 全草にシュウ酸が含まれており、酸味が強く和名「スイバ(酢葉)」の由来です。
西日本ではスカンポと呼ぶそうで、北原白秋が「すかんぽの咲く頃」という童謡の、作詞をしています。
また、その他地方で様々な呼び名があるようです。

 ヨーロッパでは古くから薬草として重要な植物で、皮膚病などの薬用や料理などに広く利用されてきました。
学名は、古いラテン語で「サラダにする」の意味とか。

 仲間としては、Rumex.acctosaはガーデン・ソレルとも呼び、フレンチ・ソレル(バックラーリーソレルRumex.scutatus)やナガバギシギ シ(Rumex.crispus)があります。

栽培

 雑草化しているように、大変丈夫で育て易い植物です。
確かに育て易いのですが、良い葉を収穫するためには、それなりの世話は必要のようです。

 種は発芽適温20℃前後で、春の4月か秋の9月に行い、こぼれ種からも増えるほどですから、直播でもOKで、1週間程で発芽します。
栽培場所は、どこでも良く育ちますが、日当たりから半日陰で水はけが良く弱酸性の保水力がある肥沃な土壌を好み、元肥を充分に施しま しょう。
発芽後、最終株間が20〜30cmになるように間引きます。
また、夏場は葉先が萎れないように水やりを多めにします。
 殖やし方は、種子または株分けで、株分けは4〜5年を目安に行います。



収穫

 葉は、乾燥させると香りがなくなり、生葉を利用します。
葉数が10枚以上になったら随時収穫でき、つけねから摘み取ります。
また、花を付けると風味が落ちますので、摘花しましょう。
根は開花後に掘り上げ、生または乾燥させて利用します。

用途、効能

 薬効としては、強壮、利尿、便秘、水虫、打ち身などに効果があるそうです。
服用するには、乾燥し刻んだ根10グラム程を水600mlで半分になるまで煎じ飲みます。
水虫等に外用する時は、生の根を薄く切って患部に貼るか、生の根をすりおろして、汁液を直接患部に塗ります。
また、葉もかるくもみ、患部に当てます。

 食用としては、特に北欧などの野菜が少ない地方で、生や加熱して食べられていたそうで、若葉をサラダやスープに利用します。
ただし、リウマチ、関節炎、痛風、肝臓結石、胃酸過多の人は控えめにとあります。
これは酸味成分のシュウ酸が、胃を傷めたり、また、排泄されるときに体のカルシウムを奪ためとか。

 その他、利用方法としては、葉の汁液を、銀製品の錆び取りに使用するそうです。

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