たんじ〜

たんじ〜


 タンジー(キク科タナセツム属)
  学名:Tanacetum.vulgare
  別名:ヨモギギク
 キク科Compositaeタナセツム属Tanacetumのタンジーはヨーロッパ及びシベリア原産の多年草。
日本には明治10年代に渡来しました。
タンジーtansyは不滅を意味するathansieからきています。
又、別名のヨモギギクは、舌状花のないヨモギに似ているのでこの和名が付いたそうです。
北海道にはその変種のエゾヨモギギクがあります。

栽培
 種は、春と晩夏に蒔くのが良いでしょう。
但し、春に苗を手に入れて育てるのが早道です。
草丈が高い(草丈は100〜200cmに達します)ので鉢植えには不向きですが、寒さにも強いので露地植えに適しています。
特に土質は選びませんが、水はけのよい土を好み、湿気の多い土地は花つきが悪くなります。
地下茎がよく成長するので、株間は広めにとり、50〜60cm以上あけてください。
繁殖力が強く、庭で育てると根がどんどん広がって隣接の植物を荒らすので広い場所に植えるか、土にかこいをして育てましょう。
春か秋に株分けで殖やします。

収穫
 花の盛りに葉と花を茎ごと刈りとってドライフラワーにします。

用途、効能
 「春にタンジーを食べると、夏に病気にかかる人が減るだろう。」(ニコラス・カルペッパ−『EnglishPhysician』より)と言われるほど、強い薬効があります。
葉のせんじ汁を皮膚病の治療に使ったり、17世紀には四旬節に塩漬け魚を食べた胃を清めるために、春の新鮮な若葉を卵に刻み込んで調理したりしたそうですが、近年、有毒成分が含まれる事がわかったため、食用には用いません。
現在は切り花やドライフラワーポプリなどが主な用途です。
防虫効果は高く、虫よけパック(モスパック)として洋服ダンスや衣装ダンスに入れたり、皿や籠に入れてキッチンや窓辺に置いたりすると、蚊やブヨなどの小さな虫も寄りつかないので便利です。
ヨーロッパでは昔から、殺虫剤や消毒の目的で、出窓の下や軒下で栽培したそうです。
又、冷蔵庫のない時代には、ハエ等を追い払うためタンジーの葉を肉に擦り付けて利用したとか。
さらに、地上部は草木染めの染料としても利用され、いろいろな色に染め分けることができるとのことです。
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