「木と日


ツゲ(ホンツゲ・アサマツゲ)「柘植・黄楊」

ツゲ科の常緑低木。

暖地に自生し高さ1〜3m になります。伊豆七島が産地として有名。樹皮は灰白色または淡褐色。雌雄同株。
三月頃 に淡黄色のを咲かせます。の後豆粒大の がなります。
生育が遅く材は緻密で堅くて 粘りがあるので、版木・印材・算盤玉・将棋 の駒・櫛などに使われます。

「子狐コンコン山の中・・・モミジの簪ツゲの櫛」

2001/02/25 自宅の庭で撮影
私の書いたツゲのイラスト


アスナロ アスナロ(アスヒ・ヒバ・アテ・ヒノキアス ナロ・ アスダロ・アテビ)「翌檜

ヒノキ科の常緑高木。

「あすなろ」とは、「あすは ヒノキになろう、あすはヒノキになろう」と願い ながらついにヒノキになれなかったことから
アスナロ
の名前が付けられました。
材は細工しやすい ので、家具・漆器材等に、また水や湿気に強いた め舟材・風呂桶に、樹皮は火縄の縄に使われまし た。

ヒバ
材はヒノキに比べて知名度は低いのですが、ヒバで造られた中尊寺金色堂が千年以上も残っているのは、
腐りと白蟻に強く、土台材としては最高の材料であることが判ります。
最近ではヒノキヒバに含まれるヒノキチオール(樹脂)の香りが自然の香りとして入浴剤に利用されたり、
タオルに塗布したりして生活に香りの潤いを与えています。

青森県の木・石川県の木(アテ


アスナロは『あすなろ物語』で有名に」

井上靖氏の小説『あすなろ物語』でこの木は有名になりました。

星の植民地の最初には「明日はなにものかになろうというあすなろたちが、
日本の都市という都市からまったく姿を消してしまったのは、B29の爆撃が漸く熾烈を極めだした終戦の年の冬頃からです。
日本人の誰もがもう明日という日を信じなくなっていた。そして新聞社にもアスナロはいなくなった」と書かれています。

私の書いたキヅタのイラスト キヅタ(フユヅタ)「木蔦」

ウコギ科の蔓性落低木。

冬でもが茂って いるのでフユヅタとも呼ばれています。
晩秋 に黄緑色の小さなを多く付ける。
茎は気 (付着)を出して木や岩によじ登るので、 壁面や石垣等に這わせたり、庭に植えたり、
植物として鉢植えにします。


ナナカマド「七竈」

バラ科の落高木。

高さ6〜10mにもなり、秋には赤い美しいを付けるので庭木として植えられています。
名前は竈に七回入れても 材が堅くブスブスくすぶって燃えにくいからこの名前が付けられたという説と、
七日間炭窯でじっくり蒸し焼きにして炭化させるので七日カマドが変化して
ナナカマド
と名づけら付けられた説とがあります。

材は薪炭・細工物に利用され、生けではライデンボクの名前で良く知られています。

ライデンボク
の名前は、赤いが生ることから、赤生り木(アカミナリキ)が
「ア!カミナリの木」とな り雷電木(ライデンボク)に変化したようです。

材は西洋では十字架を作るのに使います。 アーメン
私の書いたナナカマドのイラスト