「木と日



タチバナ「橘」

ミカン科の常緑小高木。

伊豆半島以西の日本及び済州島・沖縄・台湾などの暖帯に分布。
直径3cmくらいの球形のがなります。皮の色は黄色く、
果肉は淡黄色で汁が少なく酸味が強いので食用にはなりません。
日本で出来る唯一の野生のミカン文化勲章にデザインされています。

「・・・タチバナ香るそよ風に 高く泳ぐや 鯉登」
ミカン「蜜柑」

ミカン科の常緑高木。

広い意味では柑類全般をさしてミカンといいます。高さ3mにもなり、トゲは無く、は長卵形で互生。
は香りが良く甘酸味があり、果汁はビタミンC・クエン酸・糖分が多く含まれていて、生食・ジュースの原料にします。
漢方では果皮を皮(きつび)といい、利尿・鎮咳・健胃剤に利用します。
温州・紀州など多くの品種が栽培されています。


ミカンが咲いている思いでの道 丘の道・・・・・」

2001/05/10 近所の畑で撮影

オオムラサキ

ツヅ科の園芸品種。紅紫色の大輪のを咲かす。



私が作ったツバキの実のペンダント
ツバキ「椿・海石榴・山茶」

ツバキ科の常緑高木の総称。

暖地に自生し、は艶があり、春に赤色の大きな五弁のを咲かせます。
名前は(つやばき)と呼ばれいてた艶のあるが訛ったもの。

原種のヤブツバキは日本の山地に自生しています。
椿という字は日本独特の字で、中国では椿という字は「チャンチン」のことを意味しています。

またポルトガルではツバキを「日本の木」と呼んで親しんでいます。
新潟県の木(ユキツバキ)・長崎県の

ヤブツバキ(ヤマツバキ)「薮椿・山椿」

からは昔ツバキ油を搾りました。材は工芸用に利用し、は餅を包むのに使います。

左の写真はツバキの種の殻で作ったペンダント。
ツバキの草履

ツバキを二つに折り、挟みを使って外側に半分ぐらい切り込みを入れて開き、
柄を先に差し込んで作る。
ツバキに限らず表裏の色の違う例えばカシネズミモチのようなでもできる。

カキ・サクラ・ポプラなどのをさして鼻緒としても可愛い草履ができる。 

「・・・・風に寂しく泣きぬれし 哀れ女の白椿
「吹けば涙の白露に 濡れて傷つく紅椿
「海は夕焼け 港は小焼け 涙まじりの汽笛が響く アンコ椿は恋の・・・・・」

「三日遅れの便りを乗せて・・・・いくら好きでも貴方は遠い・・ あんこ椿は あんこ椿は あぁ〜ああ すすり泣き」

にたとえりゃ 私など 森かげに咲いた寒椿 だれひとり ふりむいて くれないけれど・・・・」

「未練という名の荷物をひとつ 置いてきたのと涙ぐむ 痩せた女のほつれ髪に 椿散る散る 湯の宿悲し」

椿咲く春なのに あなたは帰らない・・・・ トラワヨ プサハクンヘ 逢いたい あなた」

カンツバキ「寒椿」

ツバキ科の常緑低木。
ツバキの園芸種で、観賞用に栽培される。幹はよく枝分かれし高さ1〜2mになるが、
矮性(わいせい)のものが多く盆栽用にされる。
冬の間中八重で紅色のを咲かせます。サザンカを母種とするツバキとの交雑種

2000/12/28 自宅の庭で撮影
2002/03/25 配布用樹のを撮影
チャンチン(スグロク・ソラシラズ・テンジョウシラズ・クモヤブリ・テンツヅキ)

中国名/香椿・椿  センダン科の落高木。
は紅色で美しく、中国では若を野菜として食用にしています。
材は美しく、家具・楽器・桶などに利用されています。

スグロク:植えてすぐ六尺に成長することから、その他の名前は天まで真っ直ぐ伸び、雲を 破るほど成長し、天と続くように思われることから誇張して付けられた名前だと思われます。



ユキツバキ(オクツバキ・サルイワツバキ)「雪椿」

ツバキ科の常緑低木。
東北・北陸の日本海側の山地に自生しています。高さ1〜2mぐらいで、ツバキに似ていて四月から五月頃サザンカに似たを咲かせます。

サザンカ(ヒメツバキ)「山茶

九州四国地方の山地に自生するツバキ科の常緑高木。高さ3mにもなります。
秋から冬にかけて奇麗なを開き、弁が一枚ずつ分かれて落ちるのでツバキとは別扱いされています
材は細工物に利用します。 中国名/茶梅


サザンカ サザンカ咲いた道 焚火だ焚火だ 落ち焚き・・・」
「くもり硝子を 手で拭いて あなた明日が見えますか・・・・・・・
  愛しても愛しても あぁぁ〜 他人の妻 赤く咲いても冬の
咲いて淋しいサザンカの宿」


文化勲章:文化の発達に関し、勲績卓絶な者に授与される勲章。制式はと曲玉をかたどったもの。
       1937年(昭和12年)に制定された最初の受賞者
       長岡 半太郎(物理学) 本多 光太郎(金属物理学) 木村 栄(地球物理学) 佐佐木 信綱(和歌・和歌史・歌学史) 幸田 成行(露伴)(文学)
       岡田  三郎助(洋画) 島 武二 (洋画) 内 常吉(栖鳳)(日本画) 横山 秀麿(大観)(日本画)


ネズミモチ【鼠黐】

モチノキに似ていて熟すとネズミの糞のような実をつけるから、
戦時中は実を炒ってコーヒーの代用。
漢名 女貞 冬を凌ぐ様子を女性の貞操に例えた
一時、この実が強壮剤として人気があり、スポーツ新聞に掲載されていました。この実が利くと友人に飲ました?
・・鼻血 私も飲んで見たら 鼻血ブー トウネズミモチは効き目が薄い、よく似た木にイボタと言う木がある。
 
モクセイ科の常緑低木。関東地方以南に自生。庭木や生垣として栽植。葉は卵形、表面に光沢がある。
初夏、枝端に円錐花序を出し小花を密生。花冠は白色で漏斗状。紫黒色の核果は生薬の和女貞で、強壮薬。
材は器具用。タマツバキ。ネズモチ。

2001/06/15 近所で撮影  
モチノキ
モチノキ科の常緑高木。高さ10メートルに達する。西日本に自生し、また庭木として栽培。
葉は厚くて光沢があり、長楕円形。春、小形淡黄緑色の小花を開き、赤色球形の核果を結ぶ。
材は堅く緻密で、印材または挽物用。樹皮から鳥黐を製する。
クロガネモチ・ヒメモチなど近縁種がある。モチ。トリモチノ キ。冬青。

トウネズミモチ【唐鼠黐】
モクセイ科の常緑小高木。ネズミモチに似るが花季は半月ほど遅く、全体に大形。葉も大形でやや薄 く、卵形または卵状披針形。
中国原産。都市の庭・公園などに多く植えられる。果実は生薬の女貞で、強壮薬。

イボタ【水蝋樹・疣取木】
モクセイ科の落葉低木。山地に自生。5月頃、ギンモクセイに似た芳香ある白穂をつけ、晩秋に黒紫色の核果となる。
樹皮上にイボタロウムシがつき、これから「いぼた蝋」を採る。材は緻密で器具の柄などに用い、または薪炭材とする。