「木と日



モクレン(モクレンゲ)「木蓮・木蘭」

モクレン科の落高木。

中国原産で薬として日本に伝わりました。春にの出る前に大型の紫のを上向きに咲かせます。シモクレン・ハクモクレンの種類があります。

2000/09/26 モクレンの自宅の畑で撮影 
2001/03/24 ハクモクレン 小金台の公園で撮影
2001/03/31 シモクレン 自宅の畑で撮影


ラベンダー(ラワンデル)

シソ科の常緑低木。
は針型で縁は反り返り、夏に淡紫色のを穂状に付けます。香水・スパイス・ポプリなどに利用します。


セイヨウスグリ「西洋酸塊」

ユキノシタ科の落小低木。

ヨーロッパでは16世紀頃から栽培されており、日本へは明治の初めに渡来しました。
名前は酸っぱい丸いからスグリと名付けられました。果は大型で良い香りがあり、甘く、生のまま食べたり、ジャムにします。
マルスグリ(グーズベリー)フサスグリ(カラント)の二つのグループに分かれています。


2000/06/04自宅の庭で撮影

2000/09/05自宅の前栽で撮影


ザクロ(ジャクロ)「柘榴・石榴・若榴」


ザクロ科の落高木。

ペルシア地方原産で、果樹として、また観賞用に広く世界各地で栽植されています。
は橙赤色で筒状。は球形で黄赤色。九月から十月に熟したは不規則に裂け、甘ずっぱい液に富む種皮をもつ種子がある。
種子は食用・は漢方でサナダムシの駆除薬に使う。皮は煎じて駆虫剤に使用します。
イラン・トルコの原産で日本へは平安時代の終わり頃、中国から渡来し、漢名の安石榴。(せきりゅう)ジャクロと呼んでいました。

「倭名類聚抄」には佐久呂の名前が載っています。


ザクロの利用と伝説 

材は散孔材で黄褐色。堅硬であるが薪材なしどに用いられる程度だが、皮付きまたは磨いた幹は床柱に利用される。
は普通そのまま食べるが、清涼飲料グラナディンの原料になり、カクテルにも利用され、果汁からは酒を造ることもある。
果汁にはリンゴ酸、クエン酸が含まれるので、金属製の古鏡を磨くのに使われた。

  • ソロモン神殿の飾りにザクロ唐草が彫られ、聖書にもときどき出てくる。西洋・近東では豊饒・希望・多産のシンボルとされ、果を新婚のお祝いにする。
  • ギリシャ神話にはデーメーテルの娘ペルセポネーが冥界の王に誘拐され、ザクロを食べたため1年に1/4を冥界で過ごさなければならなくなった話がある。
  • 他人の子供を良く食べていた夜叉、訶梨帝母(かりていも)を釈迦がいさめてザクロを与え。改心して子供を守る鬼子母神となった仏説が良く知られている。 
    • ザクロ(皮)の酸味は人の肉の味によく似ているとか?(これは私の耳学) 
  • 菅原道の神霊がザクロを噛み砕いて妻戸に吹きかけたら猛火になったことから、火を招くという迷信で植栽を嫌う所もあります。   

「木の大百科」 平井信二 著 朝倉書店 刊より


ザクロ
は自宅で採れたもの 
2000/10/19 撮影






サナダムシ:「真田虫・条虫」 体が細長く、真田紐に似ているところから付けられた名前で、「じょうちゅう(条虫)」の俗称。

前栽:庭前の花木・草花の植え込み、またはその草木。 せざい