「木と紙
」
| キリ「桐」 ゴマノハグサ科の落葉高木。 材は軟らかく軽く湿気や感想に耐え、伸び縮みや割れなどの狂いが少ないことから、琴・箪笥・下駄・魚網の浮き等に加工されています。 端材を焼いた灰は 984年に編纂された日本最初の「医心方」という医学書の中には、桐の灰と動物の乳を混ぜて作った物は養毛の効果(毛髪が気になる人は一度試してみてはいかが でしょうか)があると書かれており、平安時代から薬として利用されてきました。 岩手県の木 一葉(ひとは):一葉とは、桐、又は桐の葉のこと。 近世初期の歳時記『増山井』には「一葉は桐なり」とあります。 「一葉落テ天下ノ秋ヲ知ル」の句があるように、桐の葉の落ちるさまは、初秋への愁いや、運命の凋落を暗示する象徴として取り上げられてきました。 |
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![]() 2000/10/05 桐の種のから |
![]() 振袖にデザインされた桐の文様 |
500円硬貨にデザインされた桐 |
「『ビンからキリまで』という言葉は花札から生まれた」
始めから終わりまで、最上のものから最悪のものまでを意味する言葉で『ピンからキリまで』という言葉を良く使いますが、
ビンは賽ころの一の目
(ピンぞろの丁!)やカルタの一の数字のこと。
ピンはポルトガル語の(pinta:点)のことで、花札ではピンは一月の松の札
、キリは十二月の桐の札
のことで『ピンからキリまで』という言葉は
一月から十二月までの呼び名が転じてできた言葉なのです。
作家の阿部譲二さんも何かの随筆で書いておられました。
語源からすると、ピンが最悪でキリが最上ですが、現在では逆の意味で使われています。
「キリと名が付いてもキリでないキリ」
ヒギリ(トウギリ)「緋桐・唐桐」
クマツヅラ科の落葉低木。
東南アジア原産で鑑賞用に栽培されています。葉は桐に似て腎臓形、夏から秋にかけて赤色の小さな花を付けます。
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ハリギリ(センノキ・アクダラ・クマダラ・イヌダラ・スミダラ・テングッパ・ヤマギリ)
「針桐・刺桐・刺楸」 ウコギ科の落葉高木。 枝にたくさんの鋭い刺があります。若葉はタラの芽と同じように食用にしますが、味がタラより劣るのでアクダラ等の名前で呼ばれています。 葉は掌状に分裂してヤツデの葉のに似ているのがこの木の特徴です。 材は下駄・船具に、皮は去痰薬として利用されています。 |
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タラ(タラノキ・タランポ・ウドモドキ・マンシュウダラ・オニダラ) 日本・朝鮮・中国北部・サハリンなどの山野の日当たりの良い草地に真っ先に生えてくる木で、 高さ5mにもなるウコギ科の落葉小高木。 葉には鋭い刺があり、新芽や新葉は天ぷらにしたり、味噌汁に入れて食用にします。 夏、円錐形のに花序を伸ばし、小さな白黄色の5弁花を数多く咲かせます。果実は球形で径約3mmで黒く熟します。 材は下駄・盆・杓子などの細工物、樹皮は煎じて糖尿病・腎臓病の薬にします。 2001/05/29 撮影 |
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1 初めはイヌタデ等の粉炭、現在ではキリ等の粉炭・灰に燃える材料を加えて糊で固めたもの