「木と竹
」
「木に竹を接ぐ」と、物事の不調和な時に言う喩えのように、タケやササは木と区別されてきました。
タケは、タケノコから急に成長して皮を落として枝を張りますが、その後は背が伸びず幹も太らないのです。幹の中には節と節との間に大きな空洞があり、年輪も無いのでタケは今まで木とされていなかったのです。
タケやササの花はイネ・ムギ・ススキなどのイネ科の植物の花と似ているためイネ科とされていますが、茎に枝が伸び、幹が堅いので草としても扱われなかったのです。
このようにタケやササは木か草か問われたのは昔のことで、現在では
とされています。
文部省が決めた木と草と竹の定義
地上部が1〜2年で枯れるのが草、1〜2年では枯れずに成長を続けるものが木とされています。また、「稈」(かん)幹を利用するものを竹、葉を利用するものを笹としています。
「タケ・ササの語源」
タケの『た』は、高さを表わし、『け』は「木」の転化したもので、タケは「高い木」という意味なのです。
世界の最大の記録は、ビルマ・インド・マレーシア方面原産の竹で、高さ36m直径28cmの大きさのものが確認されています。
タケの英名はご存知のようにBambooですが、この名前もマレーシア地方の原住民が、タケが燃えて破裂した音をBambuと聞いたのが始まりです。
また、竹などイネ科の植物の空洞な茎を「稈」(かん)と呼びますが、これも竹が燃えて破裂した音「パン」から訛った言葉だと考えられています
ササは元々小さいと言う意味で、タケより小さい物をササと呼び、笹・小竹の字を充てていました。
昔竹の節を「よ」と呼んでおり、この「よ」を「世」という漢字に変え、竹に添えて「笹」という字が創られました。
「笹の葉サラサラ軒端に揺れる・・・・・」
という歌がありますが、ササという言葉は風に吹かれて葉と葉が「サラサラ」と触れ合う音が「ササ、ササ」に変化して付けられた名前です。
「タケとササの違い」
タケは大きくササは小さいものとして区別されていますが、簡単な見分けかたは、
タケノコが成長するに連れて竹の皮が次々に落ちていくのがタケ、竹の皮ガいつまでも残っているのがササなのです。
「名前がタケなのにササ、ササなのにタケ」
何々ダケ、何々チク、何々ザサと名前だけでタケやササの区別はできません。ヤダケ・メダケは名前がタケでも竹の皮がいつまでも残っているのでササ、
カンチクも同様にササの仲間。オカメザサは名前がササでも竹の皮が成長するにつれて落ちるのでタケなのです。
「竹を植える日、竹を切る月」
竹酔日 竹に酔うと書いて(ちくすいじつ)中国の古い言い伝えでは陰暦の五月十三日に竹を植えると良く成長すると言われています。
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この日に竹を植えられない場合でも、「五月十三日」と書いた紙を植えた竹の枝につるせばよく活着するそうです。
竹が酒に酔った状態になる日で、移植されたことにいっこうに気づかないので、よく活着するという意味から出たもの。
徐石麒(しゅしち)によって著わされた「花庸月令」には著者が永年にわたって口伝などを集めて実験観察した結果が
記録されています。
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木六竹八壁十郎 木は陰暦 の六月に、竹は八月に伐採するのがよく、土壁は十月に塗ると長持ちがするという意味の諺。