木と月  

ミズキ(クルマミズキ)「水木・水樹」

 日本全土アジア東南部に自生するミズキ科の落高木。

荒地に真っ先に生える勢いの強い木。
春芽がふくと大量の水を吸い上げ、枝を切ると水が飛び出てくるので「水樹」と呼ばれるようになりました。
ダンゴ木といって正月の餅飾りにする地方もあります。
材はこけしを作るのに使います。



ヤマグワ(ヤマボウシ)「山桑」

 クワ科の落高木。

夏に甘く熟したは食用に、はカイコの餌に、樹皮は製紙の原料に、
材は木目が美しく家具材などに利用します。
沿岸地方に生える木はの上面が無毛でハマグワと呼ばれています。

 

ヤマボウシ「山帽子・山法師」

  ミズキ科の落高木。

  本州から台湾中国に分布。「ヤマグワ」とも呼ばれます。
  日本名は丸い蕾の集まっている様子が、
  坊主の頭に似ているのでつけられました。
  材は強く堅いので、道具の柄や槌の頭に利用します。
  アメリカヤマボウシハナミズキとよばれています。
 

 ハナミズキ「水樹」

 ミズキ科の落小高木。

 北アメリカ原産。明治時代東京からワシントンに送った
 サクラ
の返礼として渡来しました。

2000/09/26 ハナミズキの写真は自宅の畑で撮影
アカメガシワ(アズサ・ヒサギ)「赤芽柏」

 日本から中国に分布するトウダイグサ科の落高木。

新芽が赤くなることからこの名前がつきました。昔を食べ物の器に使ったので、ゴサイバ御菜)とも呼ばれています。
九州地方ではお盆の土産のダンゴを包むとして、伊勢神宮ではミツナガシワとよばれ、
供物をこのの上に乗せて神前に捧げます。
材は軟らかく床柱・杵・盆・下駄に、果の毛を集めて駆虫剤(條虫)に利用します。

左の写真は金剛山だよりのHPからお借りしました。

ヒイラギ「柊・疼木」

 モクセイ科の常緑高木。

は卵型または楕円形で縁にギザギサがあり、先はトゲ状になっています。
老木でははトゲのないものも見られます。
秋にの付けに白い香りのよいをつけます。
材は緻密で堅く、印材・将棋の駒・算盤玉に利用します。


節分のヒイラギと鰯の頭 一月過ぎましたがまだ緑?2000/03/04撮影



2000/09/06 緑化センターで撮影
トウヒ「唐檜」

 マツ科の常緑針高木。エゾマツの変種。

幹は直立して高さ30m以上直径50cmにもなります。樹皮は赤褐色、は針状で短く、裏には二本の白い気孔線があり、
材はパルプ用材のほかヒノキの代用として建築・土木・船舶などに利用されます。


カナダのイヌイット族は氷の上で小屋を作るときに床にトウヒの小枝やを5cm位敷き詰め、寒さを防ぎます。
トウヒの原木を切って杭のようなものを打ちこみ、横木をそえて中に餌を置いて動物がこれを食べると横木が落ちて下敷きになり、捕獲できる伝統の罠があります。

極寒で生活するのには、枝やや木が役に立っているのです。


ホーリー(セイヨウヒイラギ)

 モチノキ科の常緑高木。

セイヨウヒイラギと訳されていますが、ヒイラギはモクセイ科で別の品種です。ヒイラギは対生していますが、ホーリーはのは互生しています。
材は白く堅いので細工物に使用します。樹皮は解熱剤として用いられ、トリモチの原料にもなります。
小鳥は好んでこのを食べますが、人間が食べると下痢をおこします。 



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