「木は神

   

クロマツ(オマツ・オトコマツ)「黒松」 
  
   庭園や防潮・防風用として植栽されます    材は建築・土木・パルプ等に用いられ、幹からは樹脂(脂)を採ります。 
   材を燃やして取れる煤は「煙」として墨や黒色の染料に、樹皮の甘皮は「赤龍皮」として血止薬に、に出来る
 キノコ(
マツホド)「茯苓」は漢方で利尿剤や水腫・淋疾の治療に用いられます。 

   群馬県の木・島根県の木 



林鶴」振袖にデザインされた

       
                    

の利用 
ギンナンの詳しい料理の方法は
「木と日4-2」をご覧下さい。


アカマツ(メマツ・オンナマツ)「赤松」

  木の皮は赤褐色で、クロマツに比べて女性的なのでメマツとも呼ばれています。
  材はクロマツ同様に用いられますが、樹脂からはテレピン油・ロジンを採ります。
また、茸の取れる木としても有名です。

  岩手県の木(南部アカマ)・岡山県の木

「アカマツ・クロマツの見分けかた」
   名前からすると幹肌の黒いのがクロマツ、赤いのがアカマツと思われがちですが、一年生でも百年生でもアカマツの幹は赤くなく、クロマツの幹は黒くないのです。
   を見ても解りません。芽で見分けるのです。芽が白いのがクロマツ、芽が赤いのがアカマツなのです。
 
 

ゴヨウマツ(ヒメコマツ)「五葉松」 
  
が五本ずつ一束になり、年老いた木の皮はうろこ状に剥がれます。
 
南方系で関東以西・四国・九州に分布するヒメコマツ(マルミゴヨウ)と北方系で本州中部以北・北海道に分布するキタゴヨウマツがあります。   
  
 材は建築・器具・楽器・船舶・彫刻などに用いられ、庭木や盆栽など多様で重要な樹木です。
 

 

ハイマツ(イザリマツ・ソナレマツ・ダケマツ)「這松」

樺太・千島・カムチャッカ・朝鮮・中国の寒帯に分布し、日本では本州中部以北の標高2000m以上、
北海道では800m以上の山に自生するゴヨウマツの一種で、高さは1mからせいぜい3m程度にしかなりません。

 枝を長く伸ばし、ときおりその枝からを出して繁殖します。高山で生育するため材はほとんど利用されませんが、
盆を作ったり、薪に利用します。

 種子は食用にします。(這う松)がハイマツの語源として古くから知られており、
高遠藩士坂本天山の著書「駒ヶ岳一覧之記」に這松の文字が見られます。

「富士山に登れなかったハイマツ

 富士山(3776m)や浅間山(2560m)は高山にもかかわらず、なぜハイマツが生えていないのでしょうか。
 氷河期にはもっと南まで分布していたようですが、地球が温暖化してくると寒い高山に登って現在のような分布になったと思われています。   
そのころ富士山は激しく火山活動をしており、大量の溶岩を流していたので、ハイマツは熱くて熱くて登れなかったのです。

 同じような理由で浅間山にも登れませんでした。
 

私の書いたエゾマツのイラスト

エゾマツ(クロエゾマツ)「蝦夷松」

  寒冷地に多く、高さ30mに達します。樹皮は黒褐色で鱗状になり、
樹皮が赤いものをアカエゾマツといいます。

  トドマツとともに製紙・人絹パルプ用材・建築・船材等に利用します。

北海道の木
トドマツ(アカトドマツ・トド)「椴松」

   常緑高木。高さ30m以上直径1m以上に生長します。
材は製紙用原料・器具・建築用材として利用します。

北海道、南千島、サハリンに生える。樹冠は卵状円錐形、枝は輪生する。
かさは円筒形で長さ5〜10cm。
樹皮が灰白色で鱗状に縦裂するアカトドマツと、灰青白色で裂けないアオトドマツがある。


「エゾマツ・トドマツの見分けかた」

   北海道にはトドマツ・クロエゾマツ・アカエゾマツの三種類のがあります。
   この三種類のは、樹冠で見分けることが出来ます。 

  • トドマツの樹冠はふっくらとした卵型の楕円形で、木の一番上から左右に枝の先を結んでおろした線が放物線状になっています。
  • クロエゾマツの樹冠は三角形に近く、枝は横に張っています。木肌は褐色に近く表面は荒い縦長の亀甲状に割れています。
    北海道以外ではエゾヒノキと呼ばれていますが、香りはマツの香りがします。
  • アカエゾマツの樹冠は完全な三角錐です。枝はクロエゾマツより先の方が上に上がっており、樹皮は薄褐色で鱗片状に剥げ落ちます。
アカエゾマツ・クロエゾマツ・トドマツの区別
 

リュウキュウマツ(マチ・マーチ・マツギー・マチギ)「琉球松」

 沖縄固有のマツ科の常緑針樹。

幹肌はアカマツより黒く、クロマツより赤みを帯びた中間色で、樹皮は縦に深く裂けるか亀の甲状になります。
材は樹脂を含み土木工事用材・特に敷居・鴨居に使用すると障子や襖の滑りが良いので建築用材として利用したり、陶器を焼く薪材に使われます。
   沖縄県の木

 
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1 サルノコシカケ科の菌核。林の地中に生え、に寄生する菌。
2 精製した脂。淡い黄色のかたまりで、印刷インクやワニスの原料に使われている。 ロジンバックは野球選手などが滑り止めに使う。
3 枝振りなど含めた木全体の姿