科学と社会を考える土曜講座

市民の側から
科学技術と社会の関係を見つめなおし
新たな展望を開くために

2001 ver.1

●土曜講座って何?
 科学技術が私たちの生活や地球の未来を大きく左右する時代に、私たちは生きています。科学技術の進歩を支え、その成果を受け入れていながら、一方で私たちは、前途に大きな不安を感じています。化学物質の氾濫、原発の大事故の恐れ、遺伝子組み替えやクローン技術など生命操作の日常化、地球温暖化や森林の破壊……。
科学技術をどうにかして適正にコントロールしない限り、こうしたさまざまな危機を克服していくことはできそうにありません。それには、これまでの「科学技術のことは専門家にお任せする」という姿勢を改め、市民が専門家や政策立案にたずさわる人々に自分の意思をきちんと示し、ともに問題解決をはかるよう働きかけることが不可欠です。そのままでは全く歯が立たないように思える専門知識に対しても、市民として上手に向き合っていく方法があるはずです。
「科学と社会を考える土曜講座」は、科学技術に関連するさまざまな社会問題をさまざまな角度から取上げます。まず自分達で調べ、考え、発表する。専門家を交えた議論などをとおして問題解決の糸口を探る。そして多くの人々やグループとの連携を築きながら、提言し行動する。まだまだ小規模ですが、仲間との人間的な交流も深めながら、この大きな目標に向けて徐々に歩みをすすめています。科学技術の問題に関心を持つどのような方にも、それぞれなりのかかわりを持っていただけるような、次の活動を行なっています。

 *月1度の定例研究発表会(第2もしくは第4土曜日)
 *プロジェクトごとの勉強会、調査研究
 *月刊機関誌『どよう便り』の発行、出版活動
 *メーリングリストによる情報交換
 *科学技術社会に関する出前授業、講師の派遣
 *科学技術社会関連の書籍やビデオの貸出し

●月刊の機関誌『どよう便り』
 毎月発行している『どよう便り』(A4版16ページ)では、土曜講座の活動の紹介や報告、メンバーからの寄稿、おすすめの書籍紹介、イベント情報など盛りだくさんの内容をお届けしています。郵送版と電子メール版があります。土曜講座の会員になれば定期購読ができます。

●その他の発行物
 ・『土曜講座論文集 第T集』(1997年)1000円
 ・『大学問題 アンケート回答集』(2000年)300円
 ・『ビデオライブラリー リスト第W集』(2001年)200円
 ・『ザルツブルク国際会議 議事録 携帯電話基地局の健康影響に関する研究』翻訳論文集 (2001年)2000円
 ・『どよう便り』バックナンバー 1部200円 など

●エコマネー「どよう券」
 土曜講座では、参加者の間でだけ流通する期限付きの"地域通貨"「どよう券」をうまく使って、活動を楽しく盛り立てています。
 
●土曜講座のホームページをご覧ください
 最新の活動案内、様々な資料、1年前までの『どよう便り』の全バックナンバーなどを掲載し、常時更新しています。
 アドレスは http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4190/

●プロジェクトの紹介
★科学館プロジェクト

 科学館に行ったことがありますか? そこはあなたにとってどんな場所でしたか? 科学館プロジェクトでは、博物学研究、理科の学習、子どものための施設といった科学館の役割をさらに広げて、生活の中の疑問を解いたり、科学の最前線の話題に出会ったり、研究者との交流をするなど、「行く科学館」から「使える科学館」「市民のための科学館」への具体的な提案を目指します。

★電磁波プロジェクト
 「電磁波ってそもそも何?携帯電話がこんなに普及してしまって大丈夫?」といった誰もが持つ素朴な疑問。そこから始めて、東京タワーの電磁波を計測してその影響を探ったり、携帯電話に関する海外の研究をまとめたりしています。その調査結果を含めた、携帯電話の電磁波問題入門ブックレットの作成を目指しています。

★科学技術総合学習プロジェクト
 2002年度より小学・中学・高校で「総合的な学習の時間」が始まります。その枠を生かして、子どもたちが科学技術に関する様々な社会問題を知り、適切に対応する力を養えるように、教育現場の方々と一緒に、土曜講座がこれまでに築いてきたネットワーク、ノウハウや知識の蓄積を活用しながら、ワークショップや社会見学をはじめとする学習プログラムや教材を作成し提供します。

★科学技術評価プロジェクト
 日本の科学技術政策とその具体的展開である様々な研究開発プロジェクトを、市民の立場からどのように監視し、評価できるかを探っていきます。民主的な開かれた意思決定がなされているか、まっとうな研究開発目標が立てられているか、外部や内部からの評価がきちんとなされているか、無駄なお金が使われていないか、などについて市民として必要なチェックの原理と方法を明らかにします。

●これまでの研究発表タイトルより
(1992年〜 2001年、総計136回の発表より)
英語支配を超えて(上田昌文)/タバコに病む世界(上田)/薬害の構造(上田)/世界の被曝者その現状(上田)/教育はもういらない?(佐々木賢+松田博公)/映像メディアと権力(田代良憲)/金融と地球環境(田中優)/水と私たちの健康(森元之+上田)/身体と心、癒しの思想(仙田典子)/自宅出産の経験から(真鍋淳子)/美容の科学の問題点(橋本富士子+上田)/ごみ問題の急所(津川敬)/「動物の権利」論(戸田清)/遺伝子解読研究の真相(上田)/『2010年日本のエネルギー計画』を読む(安藤多恵子)/「TVの文法」をデザインする(門倉正美)/HIV感染被害者の方と語る(川田悦子)/敗戦後50年の日本を問う−−沖縄戦によせて(林榮介)/精神医療とは何だろうか(滝知則+川田晋+上田)/アジアの地域医療の現場から(スマナ・バルア+色平哲郎)/プレイバック原爆投下論争(野村元成+川根眞也)/漫画・アニメと科学の交差点(森田ナナほか)/現代日本の社会と教育(K.ウォルフレン)/戦前日本の科学技術動員(田中浩朗)/性差の科学と性差別(滝光子+竹中千枝子+上田)/森は地球のお医者さん(宮下正次)/大丈夫? 暮らしの中の新しいケミカル(薮玲子)/旧毒ガス島(広島県大久野島)を訪ねて(高橋佳子)/オカルト・超常現象と理科教育(西尾信一)/宇宙イデオロギーを批判する(藤田康元)/現代科学技術の転換と市民運動(佐々木力)/市民が作る『改訂版・科学技術基本法』(平川秀幸+藤田康元+上田)/私のみたスウェーデン(樋口美智子)/アフリカからみた理科教育と国際援助(大形佳代子)/映画「ふれあうまち 向島・オッテンゼン物語」(熊谷博子)/徹底検証!遺伝子組み換え食品(山口京子+鎌形正樹+上田)/日米防衛・新ガイドライン 有事法制は戦争への道(島田信子)/環境ホルモンの衝撃(1)その正体はどこまでわかったか(薮 玲子+上田)/脱クルマ社会を目指して(上岡直見)/分散型エネルギーの考え方(歌川学+西尾信一)/地域で創る精神障害者への福祉活動(北川侑子+後藤高暁)/ベトナムの近代化・工業化と環境問題(中野亜里)/21世紀の科学・技術を考える(池内了)/戦後日本の優生政策(松原洋子)/公的介護保険の光と影(箭内敏夫)/原爆加害国になった日本(笹本征男)/自然住宅に住みたいな(田久保美重子)/シンポジウム・市民がすすめる大学改革(井口和基、渡辺勇一、新田照夫ほか)/連続講座・お金と楽しく付き合うために(向田映子、金岡良太郎、海野みづえ、染谷ゆみ)/高レベル放射性廃棄物の地層処分を考える(林衛+高野雅夫+上田))/私たちは科学館に何を求めるか(古田ゆかり+高橋真理子+中島志円)/レジ袋はなくせるか 有料化政策の成功のために(舟木賢徳)/科学技術コンセンサス会議を考える(鏑木孝昭)/新しいリスク論に向けて(1)動物実験は科学的か?(上田)/伝統技術と近代技術を比較する(小林一朗)/生きることと語ることの間で(ノーマ・フィールド)/高周波電磁波のリスクを考える(上田+小牧史枝+懸樋哲夫+坂上友紀)■

●土曜講座に参加するには
 ★会員になり『どよう便り』を購読する
  メーリングリスト参加やビデオや書籍の借り出しもできます
 ★月1回の研究発表会に参加する
 ★プロジェクトの調査・研究チームに加わる
  いずれの場合も、お問い合わせの連絡は、
   上田昌文 (うえだ あきふみ) までお願いいたします。
   〒222−0031横浜市港北区太尾町810ソフィア大倉山213
   TEL & FAX:045−532−1958
   電子メール:uedaki@terra.dti.ne.jp

●土曜講座の会員になってください
 種々の特典を付与して、純粋な賛助カンパも含め込んだ、次の5種類の会員を設け、年会費としてまとまったお金を振り込んでいただくことになります。「レジュメ」とは毎回の研究発表で配布される詳しい資料集のことです。

★レイチェル会員…… 年間2万円
『どよう便り』郵送andメール+発表会参加費(orレジュメ)+すべての土曜講座出版物/研究発表会に出られなかった場合にはレジュメを郵送
★ファーブル会員……年間1万円
『どよう便り』郵送andメール+発表会参加費(orレジュメ)/研究発表会に出られなかった場合にレジュメを郵送
★スカラベ会員……年間6000円
『どよう便り』郵送andメール+レジュメ(年12回分)
★ダーウィン会員……年間3000円
『どよう便り』郵送版のみの購読会員
★ガラパゴス会員……年間2000円
『どよう便り』メール版のみの購読会員
いずれかの会員をお選びの上、次の郵便振替口座を用いて年会費をお送りください。

振替口座番号:00160−4−608503
口座加入者名:土曜講座