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東京都健康局食品医薬品安全部食品監視課
インターネット情報サービス |
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| pressrelease |
平成15年1月24日14時下記のとおり、報道関係に発表しました。
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食中毒の発生について
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平成15年1月15日から16日にかけて、文京区内の二つの小学校の児童がおう吐や下痢などの症状を訴えていた事件について、文京区は原因究明のための調査してきたところです。
本日、文京区文京保健所は、これらの事件はいずれも食中毒によるものと判断したので、下記のとおりお知らせします。
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記
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1 事件の経緯
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平成15年1月16日午前1時頃、文京区の医療機関から、「文京区立昭和小学校の児童4名を診断したところ、おう吐、下痢などの症状があり、食中毒あるいは感染性胃腸炎の可能性がある」との通報が、東京都保健医療情報センターを通じて文京保健所にありました。
文京保健所では、昭和小学校の患者を調査するとともに、区内の小学校等の患者発生状況を確認したところ、文京区立千駄木小学校においても、同じ症状を呈する複数の患者が確認されました。
文京区では、1月16日から文京保健所がウイルスによる感染性胃腸炎と食中毒との両面から、患者発生状況の把握、児童等のふん便や食材の検査、同区内の感染性胃腸炎の発生状況等の調査をしてきました。
両校の患者数は、昭和小学校が147名、文京区立千駄木小学校が174名に達しました。
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2 調査結果
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調査の結果、二つの小学校とも、(1)発症した児童、教職員の全員が学校給食を喫食していること、(2)患者発生の時間が一定期間に集中していること、(3)学年やクラスに偏りなく患者が発生していること、(4)児童等と接触がない調理従事者も給食を食べて発症していること、(5)患者ふん便からSRSV(小型球形ウイルス)が検出されたこと、(6)周辺の小中学校には急激な類似患者の発生はみられないこと、が判明しました。 (昭和小学校 別添 1、千駄木小学校 別添 2)
以上の結果から、ニつの小学校の患者の発生原因は感染性胃腸炎ではなく、いずれも食中毒の疑いが極めて高いことが判明しました。
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3 結論
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本日、医師からの食中毒の届出があり、これまでの調査結果を踏まえて、文京保健所は、昭和小学校及び千駄木小学校の二つの事件は、1月14日にそれぞれの学校で調理提供された給食を原因食とする食中毒と断定しました。
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4 原因食品
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両校は独自の給食調理場を持っており、1月14日に両校で提供された食品のうち、おかずはそれぞれの調理場において調理されています。両校の共通食品は、学校給食用に製造されたバターロールパンと牛乳であり、バターロールパンはこの2校にしか提供されていません。
一方、検食のおかずやバターロールパンを検査した結果、SRSVは検出されませんでした。また、牛乳は合計約11万4千本が製造されており、この2校以外の牛乳を飲んだ人からの発症は確認されておりません。これらのことから、現段階においては1月14日の献立の中から原因食品を特定するには至っていません。
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5 措置
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現在、昭和小学校及び千駄木小学校は2校とも調理業務を1月17日から自粛しています。
また、文京区長は本日、2校の設置者に対し業務停止等の行政処分を予定しています。 |
(参 考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)
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発生件数 |
患者数 |
死亡者数 |
| 本年1月1日より1月24日まで |
8件) |
251名) |
0名) |
| (昨年同期) |
(8件) |
(161名) |
(0名) |
| 昨年1月中 |
13件) |
240名) |
0名) |
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別添 1
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| 昭和小学校の患者発生状況及び原因施設等 |
1 患者関係
| 発症日時 |
1月15日正午から17日午前8時まで |
| 患者症状 |
はき気、おう吐、下痢(水様)、発熱(38℃程度) |
| 発症場所 |
患者自宅ほか |
| 患者数 |
患者総数/喫食者
(内訳) |
147/677名
男:79名(患者の年齢:児童6〜12才、教諭45歳)
女:68名(患者の年齢:児童6〜12才、調理従事者45歳) |
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| 入院者数 |
なし |
| 診療医療機関数 |
26か所76名(男性43名、女性33名) |
2 原因施設
| 施設所在地 |
東京都文京区本駒込二丁目28番31号
電話 03−3821−7168 |
| 給食施設の名称 |
文京区立 昭和小学校 |
| 施設設置者 |
文京区長 煙山 力(けむりやま つとむ) 文京区春日一丁目16番21号 |
3 原因食品
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1月14日の学校給食
(献立:チキンマカロニグラタン、ゆでキャベツサラダ、牛乳、バターロールパン) |
4 原因物質
5 検査関係
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食品 |
10検体 |
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ウイルス及び食中毒菌を検出せず。 |
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ふき取り |
24検体 |
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食中毒菌を検出せず。 |
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患者ふん便(児童) |
140検体 |
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(50検体からSRSVを検出)(検査継続中) |
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患者ふん便(教諭) . |
1検体 |
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(検査中) |
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調理従事者検便 |
11検体 |
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ウイルス及び食中毒菌を検出せず。 |
参考 昭和小学校の学年別在籍者数(平成14年12月1日現在)
| 学年 |
1学年 |
2学年 |
3学年 |
4学年 |
5学年 |
6学年 |
合計 |
| 在籍者 |
100 |
107 |
86 |
117 |
99 |
105 |
614 |
別添 2
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千駄木小学校の患者発生状況及び原因施設等
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1 患者関係
| 発症日時 |
1月15日午後1時から17日午後9時30分頃まで |
| 患者症状 |
はき気、おう吐、下痢(水様)、発熱(38℃程度) |
| 発症場所 |
患者自宅ほか |
| 患者数 |
患者総数/喫食者
(内訳) |
174/767
男:103名
女: 71名 |
(患者の年齢:児童6〜12歳、教諭1名53歳、調理従事者5名21〜58歳)
(患者の年齢:児童6〜12歳、教諭2名24〜60歳) |
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| 入院者数 |
1名(7歳)女(入院期間 1月18日から21日まで) |
| 診療医療機関数 |
29か所101名(男性61名、女性40名) |
2 原因施設
| 施設所在地 |
東京都文京区千駄木五丁目44番2号
電話 03−3821−7168 |
| 給食施設の名称 |
文京区立 千駄木小学校 |
| 施設設置者 |
文京区長 煙山 力(けむりやま つとむ) 文京区春日一丁目16番21号 |
3 原因食品
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1月14日の学校給食
(献立:マカロニグラタン、花野菜サラダ、牛乳、バターロールパン) |
4 原因物質
5 検査関係
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食品 |
15検体 |
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ウイルス及び食中毒菌を検出せず。 |
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ふき取り |
23検体 |
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食中毒菌を検出せず。 |
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患者ふん便(児童) |
170検体 |
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(2検体からSRSVを検出)(検査継続中) |
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患者ふん便(教諭) . |
3検体 |
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(検査継続中) |
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調理従事者検便 |
11検体 |
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(6検体からSRSVを検出)(検査継続中) |
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吐物(調理従事者) |
1検体 |
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ウイルス及び食中毒菌を検出せず |
参考 千駄木小学校の学年別在籍者数(平成14年12月1日現在)
| 学年 |
1学年 |
2学年 |
3学年 |
4学年 |
5学年 |
6学年 |
合計 |
| 在籍者 |
115 |
144 |
114 |
125 |
109 |
118 |
725 |
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【問合せ先】
東京都健康局食品医薬品安全部食品監視課
ダイヤルイン 03-5320-4405
内線 23-582 |
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