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昭和54年
昭和54年(1979年)きのこ観察会
● 第2回 5月20日 雨が池きのこ観察会
晴れてはいたが、肌寒い長者原に会員の集合を待つ。9時30分集合予定を15分伸ばしたが2人き
り。
9時45分に長者原ヘルスセンターわきから草原へ。コガサタケ2個、クヌギタケ200個あまりが群
生。
コナラやクヌギの林内には、きのこが見つからない。
自然観察道に沿って歩くと、モリノカレバタケの群生に出会った。落ち葉を一枚ずつ取り除くと、淡
褐色の菌糸網が広がり、葉をえさにしながら活動しているのがわかる。
本日の観察きのこは、ほかにベニヤマタケ、ミイノモミウラモドキ、ツチグリ(遺体)などであった。
熊本きのこ会との合流予定だったが、予定変更のため、大分勢のみであった。14時過ぎ解散。
● 第3回 6月3日 九六位山きのこ観察会
9時30分広内に集合。本日は、大分生物談話会の生物観察会に合流した。本会会員7名参加。
山頂近くのシイ林では、アラゲキクラゲ、ニガクリタケぐらいしか見つからなかった。しかし、臼杵の
竹尾さんが持参したマツオウジの実物をみんなで鑑賞した。午後は、旧登山道沿いの渓谷できのこ 探し。
20名余りの参加者と、ムジナタケの黒っぽい固体発見を皮切りに、トガリアミガサタケ、スジオチ
バタケ、ヒメチシオタケ、モリノカレバタケなどの新しいものを見つけた。小淵近くの湿地帯のせい か、この付近だけにきのこが集中していた。へびがこわいと自称される農業経済新聞社の鈴木さん も参加された。
● 第4回 7月8日 黒岳きのこ観察会
何名の方であったか、雨のため参加しないという電話をいただいた。電話の主で一人だけ参加され
る由。したがって、本日はこの人◎島さんとの2人。しかし、午後は、福岡から駆けつけ、前日から 待機されていたX氏を含め3人で行動した。そぼ降る男池一帯の森林では、時々カッパを脱がしてく れる。林内では、アカカバイロタケ、カワリハツ、クロハツ、ヒロヒダタケ、クリイロイグチなど10種を観 察した。昼食後、会員の駐車場をお願いしていたY氏宅へお礼に参上。午後は曇り空ではあった が、長者原一帯できのこを探した。
6つの眼になると、きのこの数は3倍に増えたように思えた。ここでは、ツルタケ、ヤケアトツムタ
ケ、オオキツネタケ、クサハツモドキ、アイゾメシバフタケなどのきのこが姿を見せた。なかでも幻覚 をおこすといわれるシビレタケ属のアイゾメシバフタケは圧巻というところ。ネザサやイネ科植物のし げるキャンプ跡に7〜20個が群生している。それも10箇所に及ぶ。きのこ全体がしだいに紫褐色 に変化してゆく特徴がある。
● 第5回 9月9日 城山きのこ観察会(佐伯市)
予定の集合地である佐伯市文化会館裏に9時30分に到着し、10時まで待機した。しかし、会
員らしき方の参加が無く、約束では流会ということになった。
国木田独歩の碑文「佐伯の春先づ城山に来り夏先づ城山に来り、秋又た早く城山に来り、冬はう
ど寒き風の音を、先づ城山の林にきく也」を繰り返しながら、約30種のきのこを採集して独り帰途に 着く。
テングタケ、シロオニタケ、キクバナイグチ、ベニイグチ、ハナガサイグチなど。
● 第6回 9月16日 上野の森のきのこ観察会
参加者6名。15日の朝まで降った雨のせいか本日は晴天できのこが多い。9時から12時の間
に、24種のきのこを順次観察した。主なものは次のとおりである。
ヤブレベニタケ、コウジタケ、ヤマドリタケ、アカヤマドリ、ノウタケ、ツチグリ、カワリハツ、ニオイワ
チチタケ、キチャハツ、マツオウジ、テングタケ、ヤナギマツタケ、コフキタケ、マンネンタケ、カワラタ ケ、ウラベニガサなど。なかでもアカヤマドリは傘の直径22センチ、生の重さ325グラムもある成熟 したものや、饅頭型の若いきのこなどが思いのほか多量に生えていた。参加者のきのこかごはこれ だけで一杯になるほどであったが、さらにヤナギマツタケも加え、食用きのこを我が家に持ち帰るこ とが出来た。
*おわび・・・現地でウズハツを申したのはニオイワチチタケの誤りでした。
● 第7回 9月23日 雨が池きのこ観察会
長者原駐車場に9時30分集合。参加者9名は10時に行動を開始した。
クヌギ・コナラ・ミズナラ林のきのこは、予想より少なかったがそれでも16種の観察が出来た。
アカカバイロタケ、ナラタケ、ツバフウセンタケ、アイシメジ、ツチカブリ、チチタケ、ナラタケモド
キ、ムラサキフウセンタケなど。12時過ぎには林を出て希望者のみで黒岳へ入った。この森では、3 1種を観察したが、特にヒメベニテングタケ、ツキヨタケ、ヌメリツバタケモドキなどは興味のあるきの こであった。
● 第8回 10月7日 由布岳きのこ観察会
曇り空であったが、9時45分に行動を開始した。途中から小雨になったが、キショウゲンジ、チ
チアワタケ、 アカヤマタケ、キチチタケなど19種を観察できた。12時過ぎには雨も本降りになっ たので、休息用の小屋で昼食をして例のように「きのこ鑑定会」を開き解散した。
後記
観察会は、夏から秋に開きましたが、冬のきのこをせっせと見つけている平島さんは近くの林に
エノキタケの発生地をいくつも発見されている。ヒラタケ(以前はカンタケと呼んでいた)も各地で見 つけ楽しんでいる方があるのではないでしょうか。
以上
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