工房の棚の製作 (2002.9.17) (画像はクリックすると拡大します!)
狭い工房を有効に使うには、足下に何もなく自由に動けるようにすることです。この工房は、細長いけど、天井は3mと高く作ってあります。頭上1.8mより上に棚を作り、足下やワークベンチ周辺にある細々したものを上に上げようと決意しました。ホームセンターで、鉄製の「棚受け」を買ってきて取り付けようとしたのですが、何か味気ない。「やっぱり木で作ろう!」と言うことになりました。
・棚受け
一寸角のスプルースで作りました。壁に取り付けた後に、支えの筋交い入れます。

棚をきれいに使っていたのが、アメリカのシェーカーたちです。そのことが意識の底にあり、上の右の写真には「バターミルク色」のミルクペイントが使われています。写真で見る限りはただの白ペンキに見えますが、ちょっとこだわってみました。作り方は、簡単粉と水を同量にビンに入れ、シェークします。少しセメントのようなにおいがしますが、ペンキのような刺激臭はありません。安全であるということは、安心です。

そのまま板を張れば済むのですが、軽量化したいと言うこと。ただ板を載せただけでは、将来必ず反ること。それから、きゃしゃな作りの構造の練習をしたいということが重なり、あえてめんどくさい棚を作りました。かまち材の数は軽く100を超えました。
万能機、昇降盤の実力の一端を紹介します。今回作らなければならないほどは230くらい。これを手でやっていたので1週間かかります。正確さにもばらつきが出ます。そんな時は、昇降盤にカッター取り付ければ、21ミリのほぞの片側が一発(ワン・カット)で、できます。115本のほぞを完成させるのは2時間弱です。次に部材の面取り。面取りの数はさらにその4倍の460。これも、写真のジグを使えば、30分弱で済みます。正確さと速さと仕上がりのきれいさは、手作業や、アメリカナイズされた人がいうルーターの比ではありません。ただし、危険が多いことは常に忘れないで下さい。

今回は、シェラックをスプレーガンで仕上げることにしました。新聞で汚れないように覆いをし、準備万端。ところが、シェラックを濾(こ)さずに容器に入れたため、モーターに過剰な負担が、かかったのか4年間連れ添ったコンプレッサーがつぶれてしまいました。濾過する一手間を省いたために、高い仕上げ塗装になりました。「後悔先に立たず」皆様も注意してください。数分の手間を惜しんだばかりに数万円の出費になることがあります。
昨夜の失敗にもめげず、棚受けに棚を元気に取り付け、前側に滑り止めの板を張って完成です。隙間から漏れてくる光に自己満足。「軽く丈夫にできた!」
