3月27日 大山越〜大坂峠〜瀬戸内海 二人
大山越から大坂峠経由瀬戸内海へ。
東讃の県境尾根歩きも3回目を迎え、瀬戸内海へ向けての最終行程。
今回も「16:00 R11県境へ迎え」と下山後の足を確保した一方通行の尾根歩き。
当然ながら、車で海抜500m迄上がり、後は海へ向かって下る狡賢い軟弱ペアーの計画。
朝は3度目の正直と津田SAの出来たてパンを狙い前回より15分遅く出発。到着と同時にシャッターが開き開店。が、出来たてパンはしばらく後でなければ駄
目との冷たい返事。仕方なく売店で朝食・昼食を仕入れ自販機のコーヒーで朝食タイム。
あちこちで木蓮の花が開くR318鵜の田尾トンネルを越え徳島へ。
周りの山腹には山桜が白く咲いている。大山寺への標識を折れ、大山越へ。
身支度をし、県境尾根へ。今日も境界杭が迎えてくれている。最初は下りからスタートし、少し登り返して本日の最高点537mピークへ到着。後はアップダウ
ンがあるものの海を目指しての楽珍下りコース。

尾根路
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境界杭
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急な坂を下ると一本松越。引田町と板野町を結ぶ峠道の標識があり、板野町側には二体の地蔵尊が朝日を浴びている静かな峠。

地蔵尊
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一本松越
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鉢伏山を目指して歩き出す。途中地形図にある徳島側への路を右へ分けなおも進むと県境尾根には珍しいスズタケのブッシュ。でも良く踏まれ、刈られているの
で背丈以上の中を簡単に歩ける。
鉢伏山439mへの上りの途中で珍しく単独行者とすれ違う。お互い挨拶を交わしただけですれ違う。
飛ぶ様に下って行かれた方が、下山後掲示板で解った「猫の手さん」でした。解っていれば今まで色々お世話頂いたことへのお礼をしただろうに。
山中ですれ違い、下山後ネットで解るケースは多々あるが名札を着けて歩くわけにも行かず何か良い方法が無いものだろうか?
無人の鉢伏山で再びザックを降ろし小休止し、掲示板へ書き込み。

【鉢伏山】
腰を上げ、次の479mピークを目指す。
ここまでの尾根ではアセビ・サカキ・ヒサカキが満開で、開けた場所の足下にはスミレが一杯。鶯も上手に鳴き、尾根路も毎週少しずつ春に近づいているのだろ
う。
479mピークへの上りにはいると、徳島側は展望が開けアセビ公園方面がクッキリ。右手下には林道が迫り、駐車中の車が見えている。尾根をなおも進み、龍
王山への分岐へ到着。山頂へ向かうが、頂上からの展望はなく、ビク山方面へ広く刈り払われた尾根が下っている。

【龍王山】
引き返し、少し下るとアセビ公園最上部へ到着。全ての木に無数の白い小さなアセビがまとわりついている風情。
【アセビ公園】
時刻も12時を過ぎたので、日当たりの良いベンチで昼食タイム。下では、ヨモギが小さな葉を伸ばし、紫の小さな花を付けた草が伸び始めている。

【春の雑草】
先がまだ長いので、昼寝は諦め海を目指して出発。桜が開きかけている公園内も、極力遊歩道を使わず県境境界杭を追う。昨夏には無かった売店からは花見客の
カラオケの音色が聞こえてくる。

【桜はまだ蕾】
展望台へ到着し、これからのブッシュを控え身支度を整える。
が、境界杭が延びテープが付きあまり踏まれてはいないが路が伸びている。途中で「四国の道」へ飛び出し、これを少し進み、別れて左手の保線路へ入る。
送電鉄塔を過ぎ、下って行くと四国の道「豆茶屋跡」へ到着。
昭和10年高徳線が開通するまで、この茶屋では「五分槝きの米と大豆を一晩水に浸して蒸し、塩味を付け、谷間の清水を沸かしたお湯をかけて食べる豆茶を
商っていた」といわれ、県境を通行する人達で賑わい、大師堂もあったとのこと。
いまは、石垣に当時の名残が残している。
【四国の道 豆茶屋】
ここからは踏み跡も薄くなるが境界杭を追えば311mピークへ到達し、急斜面を大坂峠目指して急降下。
車道を走る車の音を段々近づき、直ぐ下に舗装路が見え始め、やがて大坂峠の車道へ飛び降りる。展望台より1時間10分。

【大坂峠】
ここで迎えにTEL&掲示板への書き込み。途中まで来ているとのことで迎えの方が早く県境へ着きそう。
駐車場からの下りを探すが、ガードレールの外側はおびただしいゴミばかりで取り付き口は?
パラグライダー飛行台へ上がり、海へ続く県境尾根を確認。直ぐ下にR11が見えている様に思える程の急傾斜。

【県境尾根、国道向こう側に四等三角点】
大体の感じでここだろうという所から、先に女房が偵察に下り出す。しばらくはゴミを踏みつける音が続きやがて「OK」の返事。
ゆっくりザックを背負い後を追う。「何でこんな物がここに?」というようなゴミの山。
薄い踏み跡を追いながら下っている内に境界杭を見失ったのか見えなくなる。直ぐ下の方でJRの列車がトンネルを通過する音がする。尾根を忠実に追うと、松
が生えているむき出しの痩せた尾根に到着。先ほど上から見たときに見えていた尾根であり、振り返ると飛行台の手すりが見えている。
しばらくは踏み跡の気配を追ったが、やがてシダの群生地で踏み跡が消滅。
左手香川側へ伸びているような気配もあるし、まっすぐかも知れないしキョロキョロ探し、少し登り返すと徳島側にテープを発見。県境から逸れる感じだが、も
うブッシュは嫌と強引に掻き分けて下る。やがて赤く錆びた屋根が下方に見え始め、それを目指して一直線。
峠より25分の
着地地点は残念ながら県境標識から20m程外れた鳴門市北灘町。国道へ出ると頭上に「鳴門市」の看板。国道上の真の境界地点はコンクリート壁のため降りる
ことは不可能。
【国道上の県境、裏側は香川県の表示】
香川県側には地蔵尊もあり、こちらの方が正解だろうか?
国道を渡ると同時に迎えも到着。荷物を車に載せ、最後の海側の40.5m四等三角点へ向かう。

【新しい四等三角点】
徳島側からは上れそうにないので、香川側へ向かう。踏み跡を追うと国道真上に三角点。海側は断崖になっている様子なので下るのは諦め国道へ引き返す。
再度、徳島側に引き返し、海岸へ下り県境の崖にタッチして県境尾根歩きを終了。

【海へ入る県境】
大山越へ車の回収に引き返し、先週に続き18時以降300円の白鳥温泉で汗を流した「自然との触れ合い」の一日でした。
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