ライン

平成13年5月7日大分県西部の群発性地震と沖縄本島近海地震M4.7の発生 と電磁波放射 について

(1)平成13年5月7日14時29分頃大分県西部 北緯33.1東経131.2 九重山 西部の深さ10kmでM2.9の地震があり、その後も同7日の同地区の同じ深さで 15時17分頃M3.2, 15時30分頃M3.1, 17時3分頃M2.9, 17時16分頃M3.3, 17時30分頃M3.2, 18時32分頃M3.3, 23時14分頃M3.4、と短時間にM3クラスの地震が多発しました。
(2)平成13年5月7日23時33分頃には、 沖縄本島近海 北緯27.4 東経128.4 沖永良部島周辺海域 深さ50kmでM4.7の地震が発生しました。
(3)長崎県橘湾の千々石町(水平・垂直の3軸観測)と、その約10km東の雲仙普賢岳の北側の島原市くれ石原(垂直磁界1軸)の観測点で、先月4月29日頃より最近まで約1週間にわたり、放射磁界の上昇が軽微ながら観測されました。特に垂直磁界については、両観測点とも同様の放射波形が同時刻に出現していることが確認されました。
(4)この観測の結果、橘湾から普賢岳の北を東西に走る活断層に地殻の歪みが加わっていることが推測されました。地震の発生位置と観測点は離れていますが、断層は地殻が切れているため歪の影響がよく現れるものと考えられます。このため、断層系に近い観測点では検出感度が高いことが推測されます。
(5)蚯蚓(みみず)腫れのような垂直磁界の放射はほぼ1時間周期を持っており、その他の地震の場合にもしばしば観測される地震前兆電磁波放射の一つです。
(6)熊本空港近くの観測点、益城町(大分県西部の九重山は北東約45km)でも、垂直磁界のほか東西磁界にも上に述べた垂直磁界と同様の放射レベルの細かな変動(蚯蚓腫れ)が検出されています。放射レベルは千々石町よりやや小さいですが、近接しているためか、水平磁界にも細かな変動が見られることは注目されます。
(7)沖縄本島地震の数時間前に水平磁界放射が急に減少したことも特徴的です。地震発生の直前前兆のひとつですが,まだ全ての場合について発生が確認されいません。 

  場所:長崎県千々石町
13年4月25日から5月8日までの2週間の電磁波データ
東西磁界


南北磁界


垂直磁界



  場所:長崎県 島原市礫石原
13年4月25日から5月8日までの2週間の電磁波データ
垂直磁界



  場所:長崎県 島原市礫石原 垂直磁界
13年5月5日1日間の電磁波データ。約1時間周期の変動が見られる。



  場所:長崎県千々石町
13年5月7日の地震のあった1日の電磁波データ。約2時間前に急な減少が見られる。
東西磁界


南北磁界


垂直磁界



  場所:熊本県 上益城郡益城町
13年4月25日から5月8日までの2週間の電磁波データ
東西磁界


南北磁界


垂直磁界

トップ アイコン
前のページへ戻る

ライン