ライン

静岡県大井川町の電磁放射の再発と御前崎の電磁放射異常について

(1) 4月2日に電磁放射レベルがほぼ平常レベルに戻ったのち、6月3日21時1分ごろ同じ静岡県中部 中川根 北緯35.0東経138.1深さ40kmでM3.9の地震が発生しました。
(2) 地震の約10分前の20時50分ごろ残っていた電磁放射レベルが平常値まで下がりました。その後約10分して上記のM3.9の地震が発生しました。
(3) これで、5月31日から4日間の間にマグニチユード3.8, 4.8, 4.1, 4.3, 3.9の地震がほぼ同じ場所で発生したことになります。これらはいずれも4月3日に発生したM5.1の地震の2週間後から、約1月半続いた高い電磁放射レベルが解放に向かう過程で発生しており、地震と電磁放射の関連を考える上で重要な現象とみられます。
(4) 電磁波レベルが平常値に下がったのも束の間のことで、6月4日には軽微な変化が現れ、7日から9日までバースト的な放射が低いレベルで出現しました。さらに、10日午後から11日夜半にかけて2段階で元の高い電磁放射レベルに再び急速に戻りました。
(5) この間6月3日から11日までに報告された地震の発生はありませんでした。電磁放射レベルが平常の時には地震の発生がないことを示す一例です。
(6) 今後、放射レベルがどのような経過を辿るか注目して行く必要があります。
(7) 一方、御前崎では6月10日夜半から11日にかけ南北方向の放射が強く出現し、垂直磁界にも軽微な反応が見られることから、南北方向の数10kmの近い範囲に活動がありそうです。規模はまだ大きくないと判断されます。観測点のすぐ近くを南北方向に小規模な活断層が存在していますので、そこでの活動であるかも知れません。なお、この電磁放射は今月3日の夜半から始まっており、中川根の地震のすぐ後から発生したことになります。距離が近いので関連があるかもしれませんが、詳細は不明です。この電磁放射は日変化で見ると独特な変化を示しており,10分弱の周期変化が断続して出現しています。多分に水やマグマなどの流動性のあるものの移動や流動による電磁放射ではないかと想像しています。
(8) 中川根と御前崎の活動の関連性や活動域の移動の可能性を今後の経過によっては見いく必要がありそうです。いずれにしても、これらの放射はより大きな地殻のエネルギー源に支配された末葉の現象と考えられます。


静岡県大井川町の17Hz垂直磁界
平成13年5月29日から6月11日までの1週間データ


平成13年6月3日の1日データ


平成13年5月12日から6月11日までの1ヶ月間データ


静岡県御前崎の223Hz電磁波
平成13年5月29日から6月11日までの1週間データ

 東西磁界

 南北磁界

 垂直磁界


静岡県御前崎の223Hz電磁波
平成13年6月10日のデータ

 東西磁界


 南北磁界


 垂直磁界

平成13年6月11日のデータ

 東西磁界


南北磁界


垂直磁界



トップ アイコン
前のページへ戻る

ライン