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平成13年11月6-8日全国レベルの電磁放射および伊東市・湯河原・小田原・山中湖の電磁放射と最近の地震について


(1)伊東市の宇佐美・川奈崎のほか湯川原・小田原・山中湖において、放射レベルは中程度ながら、北海道から九州まで検知される全国規模の電磁放射異常が11月6日から8日にかけて検出されましたことを10日に報告いたしました。

(2)平成13年11月12日から13日にかけて太平洋プレートの潜り込み個所で3‐4個の地震が発生しましたが、さきの全国的な電磁放射との関連が予想されます。また、これの放射は相模トラフの西側で顕著に検出されました。

(3)13年11月12日午前3時13分ごろ東海道沖 北緯33.2 東経 137.5 深さ380kmにおいてM5.5の地震が発生しました。 この深発地震はフィリピン海プレートの下に東から潜り込む太平洋プレート内において発生したものと見られます。この地震の振動はプレートの潜り込みの100 km等深線に沿う千葉方面から福島県にかけて線状に広い範囲で軽微な揺れ(福島県の1部で震度2,他は震度1)として観測されました。

(4)11月12日17時48分頃には千葉県北西部 北緯35.6 東経140.1 深さ70kmにおいてM3.7の地震が発生しましたが、 この震源域は同じ太平洋プレートの70kmの潜り込み個所であり、上の深発地震の千葉の感応域にほぼ近い個所でした。

(5)同じく12日20時30分頃には、青森県東方沖 41.3142.2 深さ60kmでM4.6の地震が発生しましたが、 この地震も沈み込む太平洋プレートの深さ60km近くで発生しております。

(6)また、13日16時45分頃には岩手県沖 北緯39.3 東経142.0 深さ50kmにおいてM5.1の地震が発生しました。 この地震の震源も太平洋プレートの潜り込む地殻の近傍とみられます。

(7)以上の4つの地震は場所は異なりますが、同じ太平洋プレートの潜り込む地殻周辺で短時間の内に発生したことになります。

(8)全国的な電磁放射はこれらの太平洋プレートでの地震の前兆的な放射であった可能性が考えられます。なお、九州での放射は北海道に較べて弱いことが判っており、太平洋プレートとの対応が強いと観られます。

(9)全国的な電磁放射は伊東市・湯河原・小田原・山中湖において他の個所に負けないレベルで発生したこと、 また垂直磁界にも放射が見られることから相模トラフの西側に位置する上記場所に地殻歪の集中が予想されました。

(10)11月13日8時48分ごろ山梨県東部 北緯35.4 東経138.9 深さごく浅い個所でM3.9の地震がありました。

(11)全国的な電磁放射は現在低減したように見られます。なお、しばらく今後の経過を見たいと考えます。

  場所:山中湖 平成13年10月14日から11月13日までの1か月間のデータ
東西磁界


南北磁界


垂直磁界




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