
平成13年11月17日遠州灘の地震と岐阜県南濃町における電磁放射について
(1)平成13年11月17日午前5時34分ごろ、遠州灘 北緯34.6 東経137.0深さ30kmにおいてM4.0の地震がありました。
(2)震源は南海トラフから沈みこむフィリピン海プレートの表面から少し下部と見られます。また、明らかにされているように、
震源域は駿河トラフから伸びる裂けたもう1つのフィリピン海プレートと重なり合う複雑な地殻構造をもつ部分にも近く、フィリピン海プレートの応力変化に
よく反応する場所と見られます。
(3)震央は愛知県渥美半島の先端伊良湖水道でした。ここから伊勢湾をほぼ北北西に海底断層が観測点のある南濃町を含む養老-桑名-四日市断層帯へと伸びています。
したがって、規模はM4と大きくはなく観測点は距離にして約80km離れていますが、断層帯(水分を含み電気的な導電率が高い)を経由して電磁波異常が南濃町で検出できる可能性があります。
(4)南濃町では、1週間前の11月11日から垂直磁界においてスパイク状の電磁放射が始まり、12日の夜半から変化のあるステップ状の放射が4日間続き、地震発生後は消えています。このようなステップ状の放射は最近では観測されていません。今回の地震の前兆である可能性が考えられます。
(5)さきの11月14日に報告しました全国的な異常放射上昇が南濃町においても11月6日と9日に強く検出されました。遠方よりの到来波ですので、南北方向で強い検出は東西方向からの到来を意味します。このことは太平洋プレートの地震活動と対応しています。
(6)太平洋プレートにおいて場所と深さは大きく異なりますが、11月12日から13日にかけて4つの地震が相次いで発生しました。 なお、 プレート応力が残存しているためか、17日午前1時32分頃には千葉県北西部 北緯35.6 東経140.2 深さ80kmにおいてM4.5の地震が重ねて太平洋プレートの上部境界付近で発生しました。
(7)東海地震の前兆としてM6クラスの地震が三河湾から伊勢湾に掛けて発生する可能性が地震学者らによって指摘されていますので、
今後三河湾や伊勢湾の活動について十分心しておく必要がありそうです。
| 場所:岐阜県南濃町 平成13年11月4日から11月17日までの 2週間の極超長波223Hzの観測データ |
東西磁界![]() 南北磁界 ![]() 垂直磁界 ![]() |
![]() 前のページへ戻る |
