
北海道釧路の垂直磁界放射と太平洋プレートの深い地震との
関連について(H14.2.3)
(1)釧路の垂直磁界に特異な放射がこの2ヶ月の間に3回観測されました。潜り込む太平洋プレートの深い地震と関連があるように見られますので報告いたします。
(2)平成13年11月初めから12月2日までの1ヶ月間は、潜り込む太平洋プレートにおいて各所でM5を超える地震が多発致しました。そして平成13年12月2日には岩手県内陸南部 北緯39.4 東経141.3 深さ130kmにおいてM6.3の地震が発生しました。
(3)この岩手県内陸南部地震の前に釧路の垂直磁界が大きく数日間異常放射し、地震の数時間前に急に消えました。
(4)二度目に出現したのは、平成14年1月10日0時41分頃三宅島近海 北緯34.2 東経139.7 深さ110kmにおいてM4.7の地震が発生する前でした。地震の約5日前から約1日半出現し、3日前に消えました。地震の規模はM4.7と大きくはありませんでしたが、日本列島に潜り込む太平洋プレートには平成13年11月ころから最近まで東海沖から東北表日本に掛けて深い地震が連続し、全国的な電磁放射も同時並行的に観測されたことから広く活動的であったと見られます。今回の三宅島近海の地震もその影響を受けているものと考えられます。したがって、三宅地震と時間的に対応する電磁放射異常が釧路で検出されても不思議でないと考えています。
(5)第3回目は平成14年1月27日16時9分ごろ岩手県沖 北緯39.3 東経142.4 深さ50kmにおいてM5.6の地震が発生する約1日半前から約半日間継続いたしました。この3回目は放射強度も継続時間も3回の中では最も小さいものでした。
(6)垂直磁界が大きく電磁放射異常を示すことは、大地の電気伝導度から考えて地表近くの地殻において地電流外の異常が現れていることを示します。釧路における太平洋プレートは深さ80‐90kmに存在していますので、その異常の影響が2次的に地表近くの地殻に電気的変化を与え垂直磁界異常として検出されたものと考えられます。潜り込む太平洋プレートの歪の影響が広い範囲に及んでいることを示してしている事例の1つと思われます。
| 場所:宮城県若柳町 平成13年11月2日から12月2日までの1か月間のデータ 223Hz,150秒平均値 |
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| 静岡県伊東市川奈崎:平成13年12月11日から平成14年1月10日までの 1ヶ月間の電磁波データ |
| 極超長波帯223Hz 東西磁界 ![]() 南北磁界 ![]() 垂直磁界 ![]() |
| 北海道釧路:平成13年12月11日から平成14年1月10日までの 1ヶ月間の電磁波データ |
| 極超長波帯223Hz 東西磁界 ![]() 南北磁界 ![]() 垂直磁界 ![]() |
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