
平成14年2月13日宮城県北部地震と前兆電磁放射について(H14.2.16)
(1)平成14年2月13日18時54分頃、宮城県北部 北緯38.8 東経141.1 深さ10kmにおいてM4.3の地震がありました。
(2)震央から10km以内という至近距離に設置されている観測点の宮城県若柳町において、地震の約6時間前から垂直磁界の放射が急に上昇しはじめ、地震後も継続しています。
(3)地震の前2月8日午後から水平磁界において関西から北海道釧路に至るまで軽微ながら全国的な放射上昇(深いプレートの活動に関連すると考えられる)が検出されだしました。また釧路においては、先の太平洋プレートの深発地震の際に過去3回見られた垂直磁界の異常が検出されたため、今回も太平洋プレートの活動による東日本沿岸地域での地震の可能性が推測されました。その後1週間の間に予想地域で想定規模の深いM5.5クラスの地震活動がいくつか見られました。詳細については、この電磁波解析情報H14.2.15の覧に報告しております。
(4)太平洋プレートに沿う深い地震活動の発生状況の中で、内陸部の宮城県北部において、2月13日に深さ10kmにおいてM4.3の地震が発生しました。太平洋プレートの活動が内陸部にも影響している可能性も否定できません。
(5)2月13日の宮城県北部地震について特記されることは、地震の約6時前から垂直磁界放射の異常上昇が始まったことです。過去この観測点では検出されなかった異常放射であり、その放射状態は昨年4月の静岡県中部での地震活動に関連して検出された電磁放射と類似しております。その発生原因としては地殻のスリップによる可能性を想定しております。
(6)このような放射は数週間から数ヶ月続く可能性があります。断層面の地殻の温度と圧力のバランスが崩れたための現象と判断しており、その後に激しい変化のあるバースト的な放射が出現することがあります。それらは、局部岩体の溶解による熱水・ガス・マグマの動きによるものとみられ、地震の発生とも関連しています。今後の経過を見てゆきたいと考えます。
| 場所:宮城県若柳町 平成14年1月16日から2月15日までの1ヶ月間のデータ 223Hz,150秒平均値 |
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