
(1)本日2月7日防災科学技術研究所より本年1月7日から23日まで紀伊半島中部から愛知県にかけてプレート境界の短期的なスロースリップがあったことが報告されました。
(2)この期間、スリップ領域の愛知県篠島の電磁波観測を調べてみました。
深部観測用の17Hzと浅部観測用の223Hzの観測結果(4ヶ月間)を対応して示します。
(3)浅い部分で約2ヶ月前の11月初めから強い電磁放射が始まり、その10日後から深部地殻でも放射が始まり、11月中旬から11月末まで、両方の観測で強い放射が同時的に観測されました。
(4)12月には深部で放射は低減し、浅部でも12月下旬にピークがあり低減傾向の中でスリップが発生したことになります。
(5)連続する強い放射があり対応する地震が見られませんでしたが、今回の報告と関連すると見て矛盾がないように見られます。
以下H18.2.3報告事項再掲
(1)1月31日より2月1日までの2日間強い放射が観測されました。
(2)1月14日前後の放射は近接の地震が対応しましたが、今回の放射の状態は少し距離があるように見られます。
(3)千葉県北部や茨城県沖の地震との時間的な対応はよいようですか、それかどうか決定できません。
東海・紀伊半島周辺の活動であるかかもしれません。
(4)今後の経過について注意したいと考えます。(18.2.3,23:10)
以下H18.1.15報告事項再掲
(1)1月15日19時54分頃滋賀県北部(N35.4 E136.3 深さ40km)M3.8がありました。
(2)震央は伊吹山西方約10kmでした。
(3)先月後半から新年にかけて強い放射が篠島でありましたが、再度放射上昇傾向があり、14日には強い放射が見られました。
(4)震央は先の地震と同様に、2つに分かれて潜り込むフィリピン海プレート部分で、今回は2つの重なりの部分でした。南の篠島の放射が強く、南からの歪が作用していると考えられます。
(5)放射の経過が伊勢湾から敦賀にかかる歪の強さを示すと見られます。今後の経過に注意が求められます。(18.1.15,22:30)
以下H18.1.10報告事項再掲
(1)1月9日14時48分頃愛知県東部(N35.0 E137.4 深さ40km)M3.8がありました。
(2)この1週間から2週間、顕著な放射がありましたがその関連とも見られます。
(3)愛知県東部・西部、三重県北部と深さ30−50kmの地震が多発しているように見られます。
(4)今回の震央は新城市の西北15kmの作手周辺でした。1月3日の愛知県西部M3.1と同じ裂けて重なり潜り込むフィリピン海プレートの下側の東縁あたりの地震でした。(山岡:月間地球号外No.14、pp.116、1996参照)
(5)また、愛知県東部でスリップが起きていることが報告されましたが、そのあたりの地震とも見られます。今後の経過に注意が求められそうです。(18.1.10,23:00)
以下H18.1.5報告事項再掲
(1)Hinetによると、1月3日17時45分頃愛知県西部(豊田市)M3.1深さ41.8km、同3日22時11分頃東海道沖M2.5深さ319km、4日18時50分頃三重県北部(鈴鹿)M2.6がありました。
(2)放射の割りに規模は小でしたが、なお今後の経過を見る必要がありそうです。
以下H18.1.3報告事項再掲
(1)篠島で17Hz垂直、223Hz垂直・南北磁界で顕著な放射がこの2週間見られます。
(2)放射波形から近接した活動と見られます。過去の例から、2つに裂けて重なりながら潜り込むフィリピン海プレート周辺とみられます。
(3)今後の経過について注意が求められそうです。M4−5クラスと見られます。(18.1.3、03:35)
以下H17.12.29関連報告事項再掲
(1)12月28日11時18分頃三重県中部(N34.6 E136.2 深さ50km)M3.9と同日14時52分頃愛知県西部(N35.2 E136.7 深さ20km)M4.1の2つの地震がありました。
(2)三重県中部地震は布引山地南の名張東約10kmでした。24日の愛知県西部地震M4.8と同じ深さで、裂けて潜り込む西側プレート下面の地震であり、24日の地震と関連する地震と見られます。
(3)愛知県西部地震の方は、24日の愛知県西部地震M4.8とほぼ同じ場所ですが、深さが20kmと浅く、裂けて重なり潜り込む
プレート上面に乗っかる陸プレートで起きています。陸プレートにもかなりの歪が深部プレートから与えられていると見られます。
(4)愛知県西部地震はほぼ同じ場所で深さが24日50kmと28日20kmの2つの地震であったため、放射レベルと放射波形に与える震源深さの違いが明瞭に検知されました。
(5)東海東方沖から敦賀沖にかけ、深部に日本海溝から潜り込んでいる太平洋プレートが深さ400km前後で盛んに深発地震を発生しています。深いため殆どが東海地域で無感ですが、地表への影響が考えられます。
(6)東海道沖から敦賀沖にかけての深発地震の発生、篠島・春日井の放射活動などから、東海内陸部におけるさらに強い地震の警戒が求められそうです。(H17.12.29,13:40)
以下H17.12.24 関連報告事項再掲
(1)12月24日11時2分頃愛知県西部(N35.2 E136.8 深さ50km)M4.8があり、名古屋で震度4を感じました。
(2)この3週間伊勢湾周辺、三重北部で地震活動が続いており、篠島や春日井で対応的な前兆電磁波放射が検出されています。
(3)今回の震央は名古屋市西方約10kmの清洲周辺で、深さが50kmとやや深い地震でした。
(4)観測点は震央のほぼ南70kmでした。深部観測用の17Hzに2日前放射異常が明瞭に出現し、水平南北磁界(223Hz)がそれに対応しています。
(5)愛知県周辺では、潜り込むフィリピン海プレートが東西に避けて、東側が西側に乗り上げる複雑な構造をしていますが、今回の地震は深さからみて西側で起きたと推定されます。
(6)東海地震と東南海地震に関連して、伊勢湾から敦賀にかけて内陸部の歪が高まり前駆的な地震が起きる可能性が指摘されています。今後、今回のマグニチュードより大きな地震の発生の可能性があり、注意が求められそうです。(17.12.24,19:15)
以下H17.12.22報告事項再掲
(1)12月20日14時35分頃伊勢湾(N34.6 E136.6 深さ370km)で深発M5.1がありました。Hinetによると伊勢湾の海域側でもう1つの深発地震が報告されています。
(2)潜り込む太平洋プレート関連の地震と見られ、離れた関東、茨城、福島で震度1の揺れを観測しました。
(3)篠島の強い放射は、12月3日の紀伊半島沖地震M4.6,M4.5 後は低減していますが、しばらく様子を見る必要がありそうです。(17.12.22,0:25)
以下H17.12.4報告事項再掲
(1)篠島でこの半月強い放射が出現し篠島南方の異変を予測していました。
(2)急に放射が12月1日より低減し、その2日半後の12月3日10時39分頃紀伊半島沖(N33.3 E137.0 深さ10km)M4.6、また同日11時1分頃すぐ近くの紀伊半島沖(N33.2 E137.0 深さ10km)M4.5の2つの地震が発生しました。
(3)放射が地震の数日前から半日前に減少したり、やむこととがよく観測されます。電気化学的な地殻の破壊が終わり、断層面が含水鉱物(粘土化)で覆われ、還元鉄の溶解はなくなり電気エネルギー源の供給がやみ、熱水やガスが断層を満たすとき地震断層の滑りが始まると考えられます。
(4)放射期間は地震規模としたがって関連すると見られます。今回、半月でしたのでM4.5相当でした。
(5)なお、蓄積エネルギーが残っており、途中経過の1コマである可能性もあり、今後の経過を見る必要があると見られます。
以下H17.11.30報告事項再掲
(1)岐阜県で深発地震が起きています。11月28日岐阜美濃東部M2.7 深さ269km、29日岐阜県北部M3.6 298km、30日20時18分頃岐阜県南東部M3.6 深さ324kmです。
(2)篠島で顕著な放射上昇が見られます。また春日井市でも放射上昇が検出されています。
(3)Hi-netによると東海道沖から伊勢湾を経由し福井敦賀沖にほぼ直線状に深発地震が継続しており、最近数が増したよう見られます。
(4)浅い地震の発生など今後の経過について注意深く観察する必要がありそうです。(17.11.30,23:45)
(なお、12月1−3日観測点設置のため出かけますので、観測報告を休みます。)
以下H17.11.27報告事項再掲
(1)この数日急速に篠島の放射が強まっています。
(2)60km北の春日井市でも反応し、篠島の東西磁界も上昇してきており、放射域も東西方に拡大していると見られます。
(3)非常に強いのは放射域が近接しているためか、本当に強いのか目下判断できません。
(4)伊勢湾口から東南海周辺の活動がある可能性が考えられます。今後1週間の経過を見てゆきたいと考えます。
以下H17.11.25報告事項再掲
(1)今月後半篠島で強い放射が観測され注目されますが、なお断続的に継続しています。
(2)京大地震研観測データによると、中部・関西で軽微な地震が増加しており、この1ヶ月で2017となり、記録的ともみえます。
(3)電磁波データの増加は直接的に大きな地震の出現を意味しませんが、観測点周辺に地殻歪のエネルギーが増加してきていることを示すものと見ています。したがって、微細な地震の総数と関連すると見られます。
(4)強い電磁放射が数ヶ月続くようですと注意が求められます。なお、福岡西方沖や最近の種子島近海のように放射後数日後に大きな地震発生となる場合がありますが、観測距離が近ければもっと早期からの放射がとられられていたと考えています。観測点の場所によって検出感度に大きな差が見えます。篠島は感度の良好な観測点です。なお、観測点の充実が求められます。
(5)中部・関西の軽微な地震の増加は記録的ですが、この中で有感地震としては和歌山県北部の地震が注目されます。また、京都府南部・大阪府北部から丹波山地の軽微な地震の増加が見られます。
(6)今後の経過について十分見てゆく必要がありそうです。(17.11.25,13:27)
以下H17.11.23報告関連事項再掲
(1)今月後半から強い放射が断続し注目しています。
(2)京都大学地震研究所の地震マップによると最近1ヶ月間の地震総数が通常1500前後から2000近くまで上昇しています。その大部分は軽微なものですが、東海道沖から伊勢湾を経て敦賀に1直線状に軽微な地震の筋が見えます。また、ハイネットによると深発地震(太平洋プレートがこのあたりで400−600kmとなっており、その自重で裂けている)がこの線周辺で数ヶ月多発しています。
(3)また岐阜県北部から長野県での軽微な地震の多発が見られます。軽微な地震が多発しているのは歪の圧力に耐えられない弱いところがあちこちで破壊してると見られます。これらの軽微な地震は歪のかかっている範囲を示しています。歪が大きくなり強い地殻が破壊するとき大きな地震となります。
(4)さらに活発なのが和歌山県および琵琶湖西岸、京都府南部、大阪府の軽微な地震です。
(5)東海道沖からの歪が中部・関西内陸部に影響する例が過去にも見られますので、今後の経過に注意が求められそうです。
(17.11.23,15:37)
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