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新潟県中越沖地震M6,8について(3)(H19.7.28)

(1)7月16日10時13分頃新潟中越沖地震(N37.5  E138.6 新潟市南西約60km 深さ17km)M6.8があり、震度6強を感じ,多くの被害が発生しました。

(2)7月16日に岐阜県中津川市恵那山麓観測点の観測データについて、今月5日回収分を検討し新潟中越沖地震との関連性を報告しました。今回、7月26日に地震直前直後の中津川データを回収しましたので、その検討結果について報告します。

(3)直前の放射は4日前の7月12日の昼前から始まり、1日前の15日に約1日間強い放射出現が見られました。この事実は7月22日に報告(2)の南に位置する愛知県知多半島篠島の放射上昇の観測事実と合致しています。よって、新潟中越沖地震関連の磁場放射の可能性が高くなります。

(4)地震発生の前約2ヶ月間に中津川で見られた放射異常が篠島では見られない理由としては、放射の状態やその電気的モーメントが地震直前直後と異なるため、距離による減衰が大きいことが考えられます。また、距離が増すとアンテナ指向特性に含まれる受信空間が増し、それによって空間平均されるため目的の検知レベルが低下します。

(5)直前直後の放射が太く力強く現われていますが、それは細いインパルス性放射の出現頻度が高く、その振幅の変動幅が大きいことを意味します。なお観測データの積分時間は150秒となっています。インパルス性放射の出現頻度が疎な場合、遠地では周囲雑音に埋没する可能性があります。

(6)中津川における地震後の放射強度は約10日間で急速に単調に減衰しており、本震以外にM6以上の余震が無かったことと対応していると考えられます。最大余震は7月16日15時37分頃のM5.6でした。

(7)なお、今後の磁場放射変動について見てゆきたいと考えます。










以下 H19.7.16報告関連事項とデータの再掲

新潟県中越沖地震M6,8について(H19.7.16)

(1)7月16日10時13分頃新潟県中越沖地震(N37.5  E138.6 新潟市南西約60km 深さ17km)M6.8があり、震度6強を感じました。

(2)岐阜県中津川市恵那山麓観測点の観測データを、今月5日回収し検討したところ、223Hz南北磁界と17Hz垂直磁界に強い異常な磁界放射が検出されていました。今回の震央までの距離は北北東約250kmです。

(3)放射異常が223Hz東西磁界と垂直磁界にはないことから、放射源の距離は南北方向に数100km離れていることが予測されました。なお、17Hzの観測波長は223Hzの約13倍ですので、数100km離れた垂直磁界異常の検知は可能となります。

(4)異常放射の開始が昨年12月16日に始まることから、当初同時期に活動した御嶽山(観測点の北方約50km)の火山地震活動との関連を想定しましたが、御嶽山の近接観測点である王滝と開田高原の両観測点で放射異常が顕著でないため、他の地域の放射であることがわかりました。

(5)南の愛知県知多半島篠島の観測点では、同様の異常放射は検知されていないことから、北方の数100kmの放射源が課題となっていました。今回の地震との関連性が重要になりそうです。(体調不良のためしばらく報告を休みました。)





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