◎マヨネーズと呼びたい/はちみつ入りで表示禁止/愛好家/農水省に改正要求/3300人の署名も提出
自然素材で人気が高い埼玉県神泉村の食品会社ななくさの郷(松田優正社長)の「松田のマヨネーズ」が、日本農林規格(JAS)法の基準にないはちみつを使っていることを理由に農水省から「マヨネーズ」と表示することを禁じられたのに対し、このマヨネーズの愛好家グループが八日、農水省に基準の改正を求めた。
ななくさの郷は一九八五年から、無添加のはちみつや菜種油、平飼い鶏の卵など厳選した素材のマヨネーズを販売してきた。だが昨年、農林水産消費技術センターから「JASの品質表示基準は、マヨネーズの原材料として砂糖などは公認しているが、はちみつは認めていない」と表示を変えるよう指導された。
同社はやむなくパッケージの商品名を「松田のマヨネーズタイプ」、名称欄を「半固体状ドレッシング」と変更した。
この日、約三千三百人の署名を提出した愛好家グループは「優れた食品であるはちみつがJASから排除されること自体、消費者を軽んじた食品行政を象徴している」とした上で、はちみつを原材料として認めるよう求めている。
農水省品質課は「この件については昨年、ななくさの郷の申し出を受けて農相の諮問機関である農林物資規格調査会に諮り、時期尚早との結論が出たばかり。あらためて諮問するかどうか検討する」と話している。
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