はちみつ入りはマヨネーズ? 農水省「JAS法違反」・農家「認めてほしい」
「はちみつ入りのマヨネーズはJAS法違反」として農水省が埼玉県内のメーカーに忠告していた問題で八日、農家や消費者が同省に、はちみつをマヨネーズの原材料として認めるよう申し入れた。メーカーを支援するグループ代表は「はちみつが入っているだけでマヨネーズと名乗れないのは異常だ。小さな生産者を切り捨てないでほしい」と訴えている。
問題となっているのは、埼玉県神泉村の「ななくさの郷」が一九八五年から販売するマヨネーズ。原料の卵は平飼いの有精卵で、酢や塩、油にもこだわる。自然食品店などで月五万本(一本三百グラム)を販売する。
同省の農林水産消費技術センターは昨年七月、同社に対し、「マヨネーズの原材料に、JAS法で規定されていないはちみつを使っている」として、商品名に「マヨネーズ」を使わないよう通知した。同社は昨年十二月に商品名を「マヨネーズタイプ」と改めたが、包装に記載されたマヨネーズの文言に問題があるとして同省は再度、訂正を求めていた。
はちみつは国産で、甘味料に使っている。JAS法は糖類に限定しており、同社の松田優正社長は「はちみつは健康によく、栄養価も高い。消費者が求めているのになぜ、いけないのか」と憤る。
同省の対応に、農家や消費者も反発。有機栽培農家の伊藤晃さんを代表とする支援する会は今年二月以降これまでに三千人を超す署名を集めて、「はちみつを認めるよう」同省に申し入れた。
同省は当初、見直しは時期尚早との立場をとってきたが、担当者は、「安全上問題ないのは分かるが、JAS法上の決まりなので……」と困惑している。 |