2005.2.19−23  北海道  道東

 例年この時期北海道へ行くのは恒例になってしまったが、今年は何か腰が引けたいた。案の定、風邪を引き、何とか熱が下がったのも、行く前日だった。
風邪の原因もブラインドの中で寒さを我慢していたからで、身体が抵抗がなくなっていたからかもしれない。ゲンキンなもので、北海道へいくとなると、身体がピンとするのだから、好きなことをしていた方が身体に良いのかもしれない。
しかし前日まで熱があってうとうとしていただけに、細かな忘れ物は沢山あることに北海道に着いてから
気がついた。ストロボの類は忘れなかったももの、降雪対策のビニールやゴムひも類。それにレンズパッキング。友人たちに借りて何とか、しのいだものの、借り物は何かスムーズに行かないところがある。
アクシデントは初日から起きてしまった。
県道から入った山林の中でエゾフクロウの撮影を同行した3人で始めた。小雪が舞い下り、フクロウの顔にも白いものが落ちて絵になる光景だった。僕はまず、長いレンズで撮影して、直ぐに350ミリのレンズに切り替えた。5枚ほどシャッターを切ってから再度長いレンズに交換した。丁寧にタオルで350ミリレンズを拭いたのにも関わらず、レンズの内側のレンズが曇ってきてしまったのに気がついたのはエゾフクロウの撮影を止めて、道東に向かう時だった。
従ってこのとき以来、短いレンズは使用できなくなり(今回は短いレンズはこれ1本だけ持参。)夜のシマフクロウも朝の流氷のオオワシの撮影も思うように出来なくなってしまった。
いずれにしろ、風邪で余り無理するなと、自分流に悟りシマフクロウの撮影も控えるようにした。

昨年と違って今年の道東の天候は申し分ない。早朝4時に起きて、5時小さい船に乗り込む。南風が吹き、流氷群は遥か沖に流れて行ってしまった。その流氷を追って1時間近く船は走る。太陽はもう少しでクナシリ島から出てきそうになって来たとき、やっと流氷の山に休んでいるオオワシを確認する。
朝焼けの赤い空にオオワシのシルエットが美しい。太陽は高く、オオワシと一緒に撮影出来ないが、赤く染め上がった流氷が白く輝いている。
何回足を運んだろうか?この光景を見たいために!
もう殆ど諦めていたというのが正直な気持ちである。

 


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