06.05.03 フクロウ 茨城県 水戸市
フクロウのヒナがそろそろ巣穴から出てくる時期になってきた。毎年目ぼしい場所に出かけてヒナが育っているのを見るのは楽しみである。今年はオオタカの撮影で時間を取りすぎ、頭の切り変えができなかった。10日前から10数箇所当たってみたが、ヒナが生まれているかどうかは分からなかった。一人で老木の周りを
虱潰しに探すのだが、深い穴を覗くことも出来ず、ヒナが顔を出して、始めて生まれたことを、知るような状態である。
本日昼食後、近くの田圃へシギチの動きを観察しに出かけた。連休の中で農家の方は総動員で田植えをしていた。シギチもいないようで、田圃で大きい車を動かしていると、迷惑をかけることにもなるので早々と退散した。真っ直ぐ自宅に戻るのも時間がもったいないので、近くの森に寄った。
森に入ると、大きな鳥が暗い木立の中から突然飛び立った。カラスかなと思いながら双眼鏡で覗くとフクロウの親が杉の横枝に止まっていた。
僕が咳払いをすると、フクロウは身体全体を震わせて驚愕するようで、人には余り慣れていないようだった。その杉の反対側にケヤキの老木があり、洞穴が3個ほどあり、1個1個双眼鏡で確かめてみた。一番上の穴の上に白いものがのっていたので双眼鏡で確認すると、フクロウのヒナだった。今日巣穴からでたばかりか身体が小さかった。産毛が全身にあり、羽毛も白かった。
僕の姿を認めたのか巣穴の上で硬直していた。親に動かないで!とでも云われたのだろうか殆ど細長く固まっていた。もう1羽の親を探しに森の中を廻って、再び老木の洞穴の上のヒナを見ると今度はこちらに関心があるのか視線を傾けていた。
だが親と同じく緊張しているようなので、急いで退散することにした。本当のことを言うと後方の親のフクロウの方が何かしてくるようで怖かった。後ろから鋭い爪で頭でも撫でられたらと思うと、背筋が寒くなってくる。
ここの森のフクロウは人間には知られないで子育てしていたのだと思う。親が僕を見る態度がまるで違う。僕の動きをつぶさに観察しているし、そして落ち着きがない。僕を最初から警戒しているフクロウは身体が小さいから雄のフクロウだが雌の姿は見つからない。それだけに不気味で、何処からか襲って来られたら防ぎようがない。ちょうどフクロウが隠れる暗い茂みが後方に広がっている。
従って本日は長居は無用、逃げるが勝ち。
その後、2日間通った。自宅から車で10分ぐらいの距離なので撮影時間も10分と決めた。フクロウの親子にプレッシャーをかけないようにするためと来年も再来年もここに営巣して欲しいため。

ご覧のようにこの老木は洞穴が沢山ある。だからヒナが出ていないと見つけ難い
巣穴である。

2日目 早くも巣穴から出て高い樹木の上にいた。ヒナは1羽だけのようである。

3日目 羽毛もだいぶ茶褐色が目立ってきた。
しかし、早朝はこの枝にいたが、午後行ってみると、いなかった。親が暗い杉林に連れて行ったのだろうか?
健やかに成長して欲しい。
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