栃木県 フクロウ雛    戻り
2004.05.1−2  県 名】栃木県【場 所】【環 境】 山里 【時 刻】 7:300−18:00【天 候】晴れ後 曇り【観察種フクロウヒヨドリ、コゲラ、スズメ、ツグミ、ムクドリ、シジュウカラ、ホウジロ。

連休の前半だけ長野県でを撮影して後は自宅でブラブラしている予定でしたが、長野県に入るなり携帯が鳴り、フクロウの雛
が巣立ちしたとの連絡がありました。3羽のところ先の1羽が出たらしく、後の2羽はまだ巣の中にいるとのことでした。次の日再度情報が入り、先に出た雛は山の中に消えたとのことで、安心して長野県で鳥探しをして、夜明け近くに帰宅しました。ぐっすり眠り、お昼近くまでぼんやりしていたところに電話が入り、後の2羽が今巣の近くに並んでいるとの情報で、昨日の旅支度のまま、車に飛び乗りました。これまでフクロウは結構撮影しておりますが2羽並んだところは見たことも無かったので、この情報は大変嬉しく感じました。時はゴールデンウイークで道路は至る所混雑しており、車載ナビで混んでいない道路を見つけながら車を走らせました。僕の頭の中は新緑の中の樹木の枝に並んでいる可愛い2羽の雛の映像で一杯でした。「僕が行くまで並んでいて頂戴。じっとしているんだよ!動いたりしたらいけませんよ。眠っていても良いんだからね。」祈るような気持ちで車を一路目的地まで走らせました。しかし何処も車の渋滞で遅々として進まないもどかしさ、あせりさえ覚えました。やっと普段の倍ぐらいの時間をかけ新緑に燃える森の中に辿り着きました。この場所は公開されているところですから、カメラマンはすでに思い思いのところにロープの外側に十数名三脚を並べており鳥見人の方やご家族の方々も遠巻きにして観察されておりました。(これ以上カメラマンが前に行くと、フクロウの親に、ストレスをかけることになり関係者の方がロープで一定の距離を保つため、ロープで囲むことは大変重要なことでしょう。毎年フクロウに営巣してもらうために最低必要なことだと思います。この場所はそれが徹底しているために毎年3羽雛が同じ場所で誕生しております。関係者の方々に感謝申し上げます。)
僕は旧知のTさんの脇にカメラセットをならべ、これまでの状況をお聞きしました。後から出た雛は午前中少しお兄ちゃん雛と並んでいたのだが、寒いのか又巣の中に戻ってしまったとのこと。道理で1羽だけ横枝に休んでいると納得はしましたが、心の中は遅かった!もう少し早く来ればと悔やみましたがどうにもなりません。それから夕方まで待ちましたが、弟雛の方は出てきませんでした。親の方は雛から遠くない高い葉陰の茂った樹木の上に休んでいるのでしょうが確認することはできませんでした。
翌朝、車の渋滞を避けるため、それと、2羽並んでいるかどうか気がかりで自宅を早く出ました。辿り着くと1羽は横枝にそれから弟雛はその上の巣の上で休んでいることが確認できました。。
巣から下の横枝まで45センチほど離れているのですが、弟雛はそこまで降りることが出来ないようです。それから横枝に2羽が並ぶまで待ちました。時間にして何と10時間です。僕はその間近くの田圃や里山に鳥見に出かけました。田圃では農家の方々が田植えの真っ最中でした。僕はお仕事をしている中、その近くをぶらつくことは好きでないので、山や森の方に廻りました。正しく、どこも5月の陽光と爽やかな南風がそよぎ、気持ちの良い散歩が出来ました。雛の動くまで時間が有りましたが、旧知のカメラマンの方や鳥見人の方々と情報交換したりしていたので退屈さは全然感じませんでした。夕方4時ごろ動きがありました。まず上にいた弟雛が何回か羽ばたきをして横に少し移動しました。更に飛ぶと言うより落ちるように45センチ下の横枝に向こう向きに落下しました。左にいた兄ちゃん雛がヤア来たのかと弟雛に視線を向けました。それから視線をこちらに向けましたが二つ並んだ姿は前と後ろでどうにも絵になりません。左の雛の背景はこうですと言わんばかりに右の雛が背を向けておりました。それから、どちらも正面に顔を並べるまで約2時間かかりました。2羽並ぶと顔の違い、それと産毛の長さまで違うことが分かりました。下の写真如何でしょうか?どちらが兄いや姉?でしょうか?
2日間に渡りこの兄弟雛の撮影に時間を費やしました。いつも黄金週間にかかり本当にフクロウの撮影は良い気候に恵まれ又いろいろな旧知のカメラマンの方々や鳥見人の方々にお会いでき、幸福感に満ちた気分になります。更に今回はこのHPの読者にも偶然お会いでき、お話をする機会もありました。現場にいた皆さんが幸福感に満ちてご帰宅されたことと思います。フクロウの影響力はこれほど大きいものです。今年生まれた3羽の雛、3兄弟!健やかに育ちますように願う者は僕だけではないでしょう。来年も又
同じように3羽雛を生まれるために良い環境を保つように我々は努めなければと思います。最後にこの2羽の雛の情報を提供してくれたMさんに感謝を述べたいと思います。有難うございました。次回は3羽並んだところを見たいですね。

Now,When you bone in this earth , blessing :Well Come! 04.5.4