カナダツル  県 名】 長野県【場 所】豊科【環 境】 湖沼 【年月日】 2月6日【時 刻】 11:00−16:00【天 候】晴れ後 曇り【観察種】ヒドリガモ、キンクロハジロ、トモイガモ、マガモ、コハクチョウ、カナダツル。

参考ー軽井沢ーコガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、カヤクグリ、ミヤマホウジロ、エナガ、カシラダカ。


カナダツルが茨城県の涸沼の近くに飛来したのは11月半ばのころでした。その時僕は姪の結婚式で広島に出かけていました。楽しかったので一泊プラスして尾道や福山城をご案内していただき、久しぶりに野鳥抜きの観光をしてきました。カナダツルの情報を広島にいる時、いただき帰宅した次の日出かけました。自宅から20KMぐらいのいつも行くフイールドでしたので自宅を8時過ぎに出て現場の田圃に着きました。カメラマンは総数20−30名ぐらいでしたがどうも雰囲気が違うようです。居合わせた顔見知りのカメラマンに尋ねると今しがた、高く飛んで北の方に飛んで言ったとのことでした。1時間早く来れば見ることが出来たのにと思うと、朝寝坊してしまった自分が情けなく、かつ自分に対して怒りさえ覚えました。その後1日、涸沼の周りを回ってカナダツルの姿を友人たちと探しましたが後の祭りでした。カナダツルは何処かに消えてしまいました。1ヵ月後、宮城県の伊豆沼や岩手県の一関で出現した話を聞きましたが、悔しくてもそこまで行く気はしませんでした。ところが1週間前、長野県の大先輩から連絡があり、カナダツルが飛来している情報を頂きました。それから毎日カナダツルの情報が入り、どうもカナダツルがコハクチョウと一緒に餌を給仕されていて、警戒心があまり無く、近くまでくるとのこと。長野県のKさんから、現場へ行く詳細な地図をFAXしていただき、出かけることにしました。自宅から20KMのところで撮影できなかったために、約300K離れた豊科に行くことになりました。夜、自宅を出て軽井沢で仮泊して、朝、軽井沢の小鳥の森でカラ類の撮影をしました。前日までの雪が氷り、その上に雪が昨夜降ったため、あたり一面、白銀の世界でした。毎年来ているオオマシコの飛来を待ちましたが、今年は来る回数が極端に少ないと、地元の方が脇で鳥見の方に説明されておりました。太陽が出てきて樹氷も解け始めてきたので、そこを後にして豊科に向かいました。湖水にはコハクチョウが600羽越冬しているとのことですが、かなりの数が次から次へ飛び立ったり、又は戻ってきたりしていました。カナダツルは直ぐに分かりました。敷き詰められた小石の間に落ちた餌を啄ばんでおりました。茨城ではカメラマンに追い立てられて警戒心が強くなってしまったとのことですが、ここに生活しているカナダツルは安住の土地を見つけたのか落ち着いていました。僕にとっては因縁めいたカナダツルですが午後の光線は申し分がなく柔らかい羽毛に当たり輝いていました。夕方までに計3回の鶴の優雅なダンスを披露してくれました。Kさんの言うことには2日いて1回ダンスを見ただけなのに半日で3回も見るなんて、不公平だとコボシテおりました。が、やはり遠方からきた僕に大サービスしてくれたものと僕は思いたいです。野鳥とこのような形で会うのも何かの縁です。カナダツルとお会いする機会を作ってくれたKさん有難うございました。いつまでもお元気で。

戻り


   カナダツルがダンスを始めるところ。春の足音を感じて次第に回数が多くなってくる。

この湖水には2月10日ごろよりコハクチョウの北帰行が始まり、20日頃には全部いなくなるとのこと。
カナダツルもこの時期に帰るのではないかと地元の方は言っておりました。