05.05.15 恋瀬川 ゴイサギ 母が重い病に罹り、遠出が出来なくなってしまった。1年前から計画していた旅行も全てキャンセルした。 野鳥の撮影も気乗りがしない日が続えた。しかし本日思い立ち1時間ぐらいで行ける距離を車で走った。筑波山から流れ落ちる 小さい川、恋瀬川に行ってみた。以前そこで釣りをしていた方にその川に5月、鮎が遡上する話を伺った。昔その川で僕が釣りをしていた頃は鮎はいなかった。霞ヶ浦に流れ込む河口はフナ釣りの名所で僕も何回も行ったが鮎の話しは耳にしたことがなかった。 もしかしたら、川が水質変化したのかと思うが詳しくは分からない。そこで一度、川の水を見たかったので、以前話に聞いた場所 まで行ってみた。車を土手に置き散歩をするつもりで川の近くまで行った。 すると、川の真ん中あたりにいたアオサギがまず飛び出し次に手前の藪の下にいたゴイサギが4−5羽突然飛び出した。 アオサギは川に下りるときから分かっていたがゴイサギがこれほど隠れていたのには驚いた。 このサギたちは何を食べていたのだろう?藪の下を良く見ると川の段差がかなりあり、ゴイサギはその段差に上がる小魚を 狙っていた。もしかしたら鮎の遡上を狙っていたのかも知れない。僕は急いでその藪の上にブラインドを敷き、300ミリのレンズ、カメラをセットした。それから10分ほどでゴイサギが2羽飛来したが川の高いところに、へんなもの(ブラインド)があるので急に角度を変え川の上流に飛んで行った。次にきたゴイサギも同じく上流に向きを変え飛び去って行った。しかし次にきたゴイサギは川の対岸に降りて浅瀬で小魚を狙い始めた。それからまもなく僕のブラインドの下の川辺にゴイサギが2羽降りた。半身を川の流れに浸し水の流れに目を釘付けている顔はきわめて真剣だった。目を流れの表面近くに接近させ、一瞬の変化も見逃さないような表情だった。 突然、水流の中の岩に乗っている左右の足を上下に動かし始めた。リズムをとるタップダンスに近いステップだ。次に水流の中に 顔ごと嘴を突っ込みその中にいた1尾の魚をその嘴で挟み捕った。銀のナイフのような小魚が静謐な空気の中で踊った。 やはり鮎に間違いなかった。僕はその小魚にピントを合わせてカメラのシャッターを切った。 ![]() BacK |
|