コウノトリ         2005.0106 我孫子市

コウノトリ情報は最近多くなってきた。温暖化現象か分からないが、ここ1−2年関東近辺まで入ってくるようになった。今回の我孫子の個体は岩手県からきたと言う断定は出来ないが、岩手県の鳥友から、岩手が終認になったので茨城の方に飛んでいくぞ、との情報が入ったのが12月中旬ごろ。県境の我孫子市に年末近く飛来したので、タイミングから岩手県
にいたもと同じものと推定される。警戒心が薄いという情報もあった。
コウノトリ情報が新聞の一面に載り連日沢山のバーダーが押し寄せ、日によっては200人以上とのこと。僕はそれを聞いて、ほとぼりの冷める頃を見計らって、1月6日、Sさんと出かけた。コウノトリは以前撮影しているが、遠くからの写真ばかりで、画像が貧弱なものばかりだった。アオサギよりかなり大きい鳥であることは図鑑で確かめられたが、遠距離から見ているため実感としてはアオサギより小さい印象があった。そのためにも近くから確認したかった。現場には8時前後着いたが、コウノトリは何処にもいなかった。前日、水路で餌探ししていたとのことだが東西四方に走っている水路や小さい水路をを覗いたが、姿は見られなかった。Sさんと、もしかしたら、正月早々終認かなと冗談を言いながらも、メゲズに探し続けた。
バーダーは一人も居なかったが、徐々に集まってきて情報交換しながら、更に思い思いの方向に探し求めた。3時間以上探していたところに、散歩していた方に場所を教えていただき無事見ることができた。
やはりコウノトリは近くで見ると大きい。鶴よりも足と嘴がガッシリしている。勿論アオサギより
遥かに大きいことが実感できた。2−3度飛び去ったが近くに下りて、叉休憩モードに入った。3時過ぎにお腹が減ってきたのか、水路に入り餌探しを始めた。その頃はカメラマンも少なくなり、コウノトリは警戒心を殆ど持たないようになってきた。カメラマンは4−5人だったが、コウノトリを取り囲むような形になった。コウノトリはどんどんこちらに接近してきた。
12Mから10Mそして更にこちらに来るではないか。8M!「おいおいそこら辺でスットプしてくれないか。駄目駄目!それ以上来ると、貴方の顔がピンボケになる。駄目だったら。」
コウノトリは一度上目ずかいにこちらを見たが更にズカズカこちらに来た。5Mから3Mまで寄って来たのでカメラマン達は後ろに下がった。
余りにも警戒心のない鳥に吃驚した。居合わせたカメラマンの方たちのなかには記念撮影用のカメラや携帯電話のカメラで撮影していた方もいたので、余りにも近いコウノトリの接近に感動したようだ。Sさんは寒さに震えて撮影していたが、やはり感動は大きかったようだ。
帰途、車の駐車しているところから撮影していたOさんに会った。Oさんは僕の撮影しているところを撮影していたと言ってデジカメの中の画像を見せてくれた。凄く恥ずかしかった。
Oさんはコウノトリは本日で4回目の撮影。コウノトリを撮影しているカメラマン達と言ったテーマで撮影していたのだろうか?余裕ですね。
本日はバーダーも少なく、自力で鳥を探すことになったが(当然のこと)大きい鳥にもかかわらず探すのに3時間以上かかった。最後は地元の方(多分散歩をしていた方)に教えて頂いた。皆さん必死になって探してくれ、地元の方やバーダーの方の優しさに触れることもできた。コウノトリの持つ不思議な力かもしれない。お陰様でコウノトリを身近に見ることができ、今年の酉年のスタートも無事できた。皆様もこの1年良い年でありますように!


写真の説明
天然記念物 コウノトリ 日本では野生のコウノトリは絶滅している。兵庫県で飼育しているコウノトリは今年一部、自然に戻す予定。佐渡ヶ島のトキも同じように孵化飼育しているが
コウノトリが自然に戻ることが出来るかどうかがトキにとっても大きな鍵になっている。
いずれにしろ、戻るべき元の自然な田圃が現在なくなっており、大きな問題である。


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