北海道夏の旅

2004.6.26−7.2 北海道 道北  紋別市

今年の夏の旅にはいくつか自分にテーマーを設けそれぞれクリアできましたがもう一つ大きな課題がありました。昨年も挑戦しましたがシマアオジを綺麗に撮影することでした。昨年は全部で7羽みることができましたが今年は残念ながら少なく4羽のみの確認になってしまいました。その中で比較的警戒心のすくない個体を観察して場所を定めたらそこで良い写真が撮れるまで頑張ることにきめました。花と鳥の写真ではいささか季節は遅くなってしまいましたが、天売島に行く前にも下見をしておきましたので、紋別市のこの原生花園は充分に時間をとることができました。残念ながらオス1羽のみで一日中囀るだけで可愛そうになりました。来年はメスのいるところに行くか、この場所に一緒にきて欲しいものです。北海道ではエゾフクやクマゲラの営巣地を別として週末でもフイルドでカメラマンの方たちとお会いすることは稀で、たまたま地元のカメラマンのOさんやSさんと2日間シマアオジの撮影でご一緒になりました。途中抜け出して紋別市の別なフイルドにご案内して頂いたりして、ハマナスの八重花を見せてもらったりしました。ノゴマがその上にとまったりしたら、最高のカットになるのでしょうが、花見のお客様がその場所は切れることがありませんでした。
北海道の旅の途中、そこでお会いした方や道央で分かれた鳥友4名たち、それに新たに道内に入った鳥友の方々とは携帯で連絡しながら旅を続けましたが、流石が道北まで来られる方は少なかったようです。北海道の中で本当に北海道らしい北の大地のイメージからすれば道北が一番北海道らしいのではないかと思います。天塩から稚内に抜ける道路の脇のエゾカンゾウの花群は何キロにもわたり延々と続き、今でも脳裏に焼きついております。住民の方が道北には何もないと言っておられましたが、見事な大自然が地平線の遥か遠くまで続えており、モンゴルのウランバトルの郊外のような悠々たる景観を呈しております。
原生花園ではシマアオジは周囲を廻っているようで、朝の4時ごろからお昼ごろまでは花のポイントで囀っておりました。ぐるぐる廻っていろいろな草木にとまるのですが必ずと言ってよいほど正面の程よい花の近くにとまります。嘴を空に向けて囀っておりますが
草むらの中で餌を探している時も囀っていることがあります。ノゴマやオオジュウリン、コヨシキリも近くに来て競演することがありますが、彼らの花のポイントのとまり方によっては3本のレンズもそこに集中することがあります。朝のうちは遠くでマキノセンニュウの合唱がありカメラを持って寄って行ったのですが、ぴたりと鳴き止み、姿も中々見せようとはしません。シマアオジは横顔が黒色で眼のところも黒なのでよほど天候の良い時でないとその黒色の目玉が写りません。天候の良い時だけでなく、光がよくは入らないと
その目線が光らないので撮影はそこがポイントになります。北海道の今頃は比較的天候に恵まれますのでそれほど難しい問題ではありませんが、僕はこの眼が出ないだけで1日、時間をかけました。同行したOさんやSさんもぼくと同じぐらい時間をかけました。いやむしろ地元の方ですからこれまでの時間をかけた分を入れますと僕など問題にならないくらいだと思います。シマアオジは全く警戒心が薄く、時には5−6Mのハナウドの枝に止まったりします。皆で後ろに下がりながらピントを合わせるわけですが僕らが警戒の対象に入っていないことは嬉しくかつ楽しい事でもあります。シマセンニュウがたまに顔をヤブから出しますがどうしても僕の反応が遅く遊ばれているようなきがします。
台風7号、8号が発生して太平洋上を進んでくる予報が入りました。苫小牧からフエリー航路で帰る予定なのですが明日あたりから
波が荒くなるとか。どうしてこんなに台風に狙われているのでしょうね。
1週間前、コノハズクの巣立ちの情報が入った時は旅を途中で中止して現地に飛ぶか迷いましたが、そのとき近くでトラフズクの
4羽雛巣立ちの情報が入り迷わず近くの方を選びました。今思うとコノハズクにすれば台風なぞ気にしないで帰れたのに何て馬鹿な反省も出てきました。コノハズクも3年目になりますが来年は予定を入れないでコノハズクにあたるかななんて思いますが北海道の魅力はまだまだ続きそうです。今回の旅でも10人の方と名刺交換をしました。北海道の方が大部分ですが又更に北海道の
いろいろな情報を提供していただけると思います。事実、今目の前でご一緒に撮影しているOさんやSさんも北海道に来たら必ず電話してください。自宅に来てください。と10年来の友人のようです。鳥との出会いもよいですが人との出会いはもっと素晴らしいと最近は思うようになりました。年齢をとったからでしょうか?
北海道で会った方や旧知の鳥仲間、そしていま北海道を旅している方たちに携帯で台風に向かって帰るよと夕方連絡を入れました。カミサンにも連絡をいれると予定より早いのねと応じてきました。
次の日、船は台風の影響がある場合は大幅に遅れるとの船長のアナウンスを耳にしてフエリーに乗り込みました。

シマアオジ6Mほどの距離にきました。瞬間的に下がって撮影。