06.03.01 かつみがうら市 オオタカ だいぶ暖かになってきた。今までの寒さは何だったのかと、思うくらい暖かさを風の中にも感じた。しかしメスのオオタカ勝子は繁殖期に入り、姿を見せない日が多くなってきた。多分、営巣する場所近くで一日の大半を過ごすようになり、よほど空腹でもなければ僕のいる狩場まで飛来してくることもないのではないか? そろそろオオタカの撮影も終わろうかなと思っていた矢先、猛禽の好きなHさんと田圃で会った。Hさんの言うことには杉山にくるオオタカの中で白いのがいるとのこと。僕は最初、ノスリは正面から見るとお腹が白いからそれと見間違ったのではないかと述べると、絶対違うと言う。そして自信をこめてシロオオタカだと云うではないか。ロシアの北の方から渡ってきたのではないかと感想も付け加えた。今年は北の方も寒かったから、シロハヤブサ、シロフクロウが北海道にも飛来してきた情報は耳にしていたので、シロオオタカがこの辺まで迷って渡ってきても、不思議ではないと判断した。ロシアの貴公子、シロオオタカ、何とか見てみたいと思った。 二日後Tさんの家に寄ってみた。Tさんは僕のブラインドテントの一番近くの農家でTさんはいつも犬を連れて散歩をしている元町議会議員さんだ。いつも僕のブラインドテントにお早うと挨拶してくれる方である。シロオオタカのことを尋ねたら2羽いるとのこと。どうも眉唾みたいだが、何か 僕の来なかった10日間で別なオオタカが入ったことは間違いないと悟って本日は出かけた。 もし、シロオオタカが僕の目の前に現れたらと、思うと昨夜は少し興奮したが、いやいやそんなことはありえない何かの間違いだ、と言う否定の妄想とが錯綜し、中々眠りにつけなかった。 5時に目が覚めて熱い珈琲をいれ、シロオオタカのイメージを創り上げたがどうも具体的なイメージが浮かび上がった来なかった。 http://www.goshawk.jp/birds.html 上記のシロオオタカのような篭脱けかも知れないがしかし、自然界にいるシロオオタカを撮影するのも面白い。まだ、シロオオタカのイメージは浮かばなかったが、現実の方が先行して当たり前。 ブラインドの中からスコープを出して杉山の梢辺りを丁寧に舐めるように探したがシロオオタカはおろかオオタカの姿も見えなかった。 ブラインドに入って待つこと約40分、いつもの幼鳥が飛来してきた。この幼鳥の仕草を見るとかなり警戒心が強い。ドバトを捕獲しても中々 食べる行動には移らない。あたりを見回し、食べ物を強奪する者がいないかよく調べながら、それでも嘴をつけない。この強奪されるときが 彼にとって一番危険な時なのかもしれない。キョロキョロあたりを見回しているので、僕も迂闊にブラインドからレンズを差し出すことはできない。 いつもの幼鳥なので焦る気持ちはないが次の展開(強奪される瞬間)があるかもしれないので出来たら手早く臨機対応の体制に入りたい ので、彼の寸隙を窺う。 しかし、彼は何も無かったかのように食事を始めた。食事中、数回空中を廻るトビから、守るように獲物を隠すため両羽を広げ姿勢を低くした。トビは獲物には関心があるのか周囲から離れようとはしない。だがこのトビは性格が温和なのかそれ以上彼に接近はしなかった。 その後僕はブラインドから杉山の梢辺りをシロオオタカの姿を求めて探してみたが確認は出きなかった。ただ、勝子が上空高く飛んでいったような気がした。羽色がグレーであり大きさから見てもメスの成鳥であることは判断できた。まだ、勝子が飛来するようであるなら、もっと このブラインドからの撮影を続けていきたい。もしかしたら、ロシアの貴公子を見ることが出来るかもしれない。 勝子の飛び立つ姿を撮影したくて、幼鳥が飛び立つ瞬間を何回かテストをしてみた。シャッタースピードを上げ、5000分の1ぐらいでも羽の 静止は撮影できない。オオタカの初速はまさか飛行するときよりは遅いと思うが次回はカメラの限界スピードまで持っていくことに挑戦してみたい。 ![]() オオタカ 幼鳥 飛び立つ瞬間 レンズキャノン300ミリ使用。 戻り |