07.10.25 オシドリ 栃木県 紅葉と温泉を兼ねてオシドリの撮影に出かけた。いろいろ兼ねるのが好きな自分だが、神経質なオシドリの方は 紅葉の見物客が好きでない。 と言うのもこの季節になると、オシドリは暗い午前4時には動き出して餌にありつき、明るくなる頃つまり今の季節では6時ごろ、食事を済ませて、はるか遠い水辺に引き下がる。そして夕方の暗くなる頃、再び餌場にやってくる。全く人の近くには寄らないのである。 つまりカメラマン泣かせの鳥なのだ。公園にいるオシドリだけしか知らない方は、自然のオシドリ集団の警戒心の強さは 想像できない。この警戒心が紅葉の季節は、はるかかなたに彼らを遠ざけてしまう。だが自然の中のオシドリは綺麗だ。 その自然の中のオシドリを見たくて、僕は秋になると落ち着かなくなる。 今回は2泊3日の短い旅だった。山の露天風呂には5箇所入った。それぞれ違うところで、いずれも無料である。 暗いうちから撮影準備をして、渓流の脇でオシドリの撮影は、まだ秋とは言え身体の芯から冷えてくる。まだオシドリが目の前にいる間は寒さを忘れているが、オシドリが距離を置いたところに下がった時は、急に寒さを感じる。まだ身体は寒い気候に慣れていない。 僕は急いでカメラセットと簡易テントをしまって、近くの露天風呂に飛び込む。まだ、8時前で露天風呂には誰もいない。客が来るのは 大概2時間後だ。露天風呂は場所によって水温が違っていて、僕はその日の寒さの程度で選ぶ。 朝と昼間と夕方では違うのだ。これほど贅沢な遊びはない。本日は一番熱い天然の露天風呂を選んだ。 僕は風呂の中で目を瞑る。瞑想する。今、少し前まで、眼前にいたオシドリの番(つがい)を思い出す。まだ夫婦にはなっていないのだろうか?メスがしきりに オスを遠ざけようとしていた。だがその動きも緩慢でそれほど悪くない関係のようにも見えた。オスが突然頸を長く伸ばして驚愕のパフォマンスにでた。何度か見たが可愛い仕草だった。 どんな意味があるのか僕には分からないがメスを引き付ける何かがあるのだろう。 露天風呂から目の前の渓流を眺めた。紅葉は半分ほど進んでいた。カワガラスが小石の間の流れの中に、沈んだり浮かんだりしていた。ジッジッと他のカワガラスと鳴き交わしている。 昨日、近くの滝つぼの裏側に飛び込むカワガラスを見た。このカワガラスとは違うカワガラスかもしれないが、春先になればあの滝つぼで繁殖を始めるに違いない。これからマークする必要がある。 露天風呂は暑い。 外の冷たい外気に当たる。まっ裸でラジオ体操を始めた。気分爽快。 5−6羽のオシドリが赤い紅葉の下流に向かって、目の前を飛んで行った。もっと広い川辺で昼ねを始めるのだろう。 僕もそろそろ車に戻り昼寝をしよう。上気した身体が眠気を誘ってきた。 ![]() 上、写真説明するまでもなくオシドリのハーレムである。 魅力あるオスの前にどうでもしてくださいと横たわる?メス達。 渓流は紅葉の色がキラキラ映えて美しい。 ![]() メスが水面下に半分以上潜ってしまってカモ類の交尾は 陳腐。 ハーレムの写真のオスとメスの顔は同じぐらいなのだが 何故か同じオスでもこの写真は何倍もオスの顔が大きく見える。 まさか、 交尾の瞬間顔が大きくなるわけでもないでしょうが。 戻り |
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