040725 ヨシゴイ 新潟県 水原町
アカショウビンの巣立ちを見たくて今週も出かけました。以前も14日で巣立ちした記録があるので同じような条件なら24日の土曜日になるなと思いました。今回は小山、高崎周りで行きました。先週は友人のSさんを途中で拾ったため常磐道から三郷に出て関越を走りましたが今回は260Kmで約80Kmも近く高速も殆ど使わず、意外と近いような印象を持ちました。先週も感じたのですが親が嘴で咥えてくる蛙や水性昆虫などの餌が大きく、雛の巣立ちが近いような予感がありました。24日午後5時ごろ親がキッキッキッキッキッーとこれまでそのような声を出したことがないのですが、大きな威嚇の声が森全体に響き渡りました。以前もそのような声を巣立ち前に耳にした記憶がある鳥友のMさんも僕のところにきて、いよいよだなと囁きました。僕も頷き、それから親鳥の動きに集中して観察しました。大きな餌を運んできて、故意かどうかわかりませんが下の藪に落とすハプニングもありました。餌を運んできて、餌を中々雛に与えない「焦らし行動」がだんだん多くなりました。やがて巣穴から雛の嘴の先端が見え、次に横顔が少し見えてきました。外の世界を心配しているような気配でした。親とは全然似ていませんが嘴が大きく濁ったオレンジに近い色をしておりました。頭は栗色がかっており産毛が額に生えているのが分かりました。
巣立ちはいつもそうですが劇的です。いきなり雛は巣穴からジャンプして藪を大きく飛び越え右手の道路に駐車していた四駆の車の後ろのスペアタイヤの上にとまりました。そのタイヤの上にチョコンと二本の脚でとまりました。警戒心のない一点を見つめる目が印象的でした。それから次に大きな弧を描き左手の森の中に飛び込んで消えました。以前の巣立ちの時は巣穴から落ちるように2−3M飛び道路に落ち、親が目の前に餌をチラツカセテ、山の中に誘導しましたが今回の巣立ちは元気良く20−30mを文字通り一飛びして、個体の違いがよく分かりました。以前の雛を撮影しているので今回の雛と比較すると以前の落ちるようにして巣立った雛は顔の周りの産毛も首の近くが多く、顔全体も幼稚な印象があり、特に違う点はそのお腹の色が白色に近いことでした。今回の雛はお腹が濃い茶色になっており、親の色に一歩近い色でした。2番目の雛の巣立ちはその後10分ほど過ぎてからでした。巣穴から、やはり元気良く飛び出し、右手のブナの樹の大きい横枝に止まりました。この雛もお腹が濃い茶色でしっかりした顔をしておりました。こちらを2−3分見ておりましたが、何と親と同じようなキッキッキッキッーと言う甲高い威嚇的な声を発して夕闇迫る森の奥に消えて行きました。昨年は蛇に襲われて巣立ちが出来なかったとのことですが、今年は昨年の親と違ったにしても営巣の成功は我々の胸をなでおろしたました。「蛇止め」をやられた方や関係者の方に御礼申し上げます。暗い巣穴の中にはもう1−2羽雛が残っているようですが、後は明日の朝の巣立ちになると思うので、そこを離れて下山しました。残りの巣立ちも見届けたい気持ちもありましたが、これで終止符が打てたような気持ちにもなり、Mさんや名古屋のIさんと近くの温泉に入りました。僕は風呂上りにビールを飲み、明日のヨシゴイを夢に見ながらベッドに倒れこみました。
次の日5時に起きて車を飛ばし水原町まで行きました。驚いたことに湖面には蓮の花が少なくおまけにヨシゴイの動きも目立たず
朝から太陽がじりじり照りだしました。いつも暑いのを我慢して撮影していたのですが、それもヨシゴイと綺麗な蓮の花があればこそです。いつもの地元の方もいないし、詳しくこの状況を説明してくれる方もいなかったので、ここは早く退散した方が良いと決めました。それでも辛抱強く午前中は我慢してヨシゴイの撮影をしておりました。
午後携帯にその後のアカショウビンの情報がはいりました。早朝残りの2羽が巣立ったとのこと。未確認だがもう1羽いたかもしれないとのことで、子育ての上手なアカショウビンに感心しました。今回はヨシゴイのレポートのつもりでしたが冒頭アカショウビンのことに触れたのでそのままアカショウビンになってしまいました。僕のアカショウビンの好きなことに免じて許してください。
ヨシゴイ ♂ メスは頭上が赤褐色。

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