60干支(10干・12支の組合せ)
太陽と地球の位置関係から示される太陽エネルギーの違いを10干で表現します。
春夏秋冬の四季は、地球の南北軸が公転面に対して23.5度傾斜していることから生じます。
1年間の太陽エネルギーの種類(太陽黄経30度毎に毎月の地球が受ける太陽エネルギーの変化)を12支で表現しています。
10干と12支を組み合わせたものが60干支と呼ばれています。
暦の起算は冬至から行われ、天体観測から冬至の日時を定めました。
遠く往古にさかのぼり甲子朔夜半冬至になる年代を決定し、上元としたのです。
三統暦(漢の太初元年(BC104年)に太初暦ができ、後に増補されて三統暦となりました。
これは非常に遠い過去を理想的暦元として三統上元と呼ばれました。
それは太初元年より143127年さかのぼった年でした。
太初元年はその前年に11月朔夜半冬至がありました。
これを暦元とすることができたのです。
紀元前2697年黄帝建国を甲子年甲子月甲子日甲子時とされたと言われています。
以後変更されることなく現在まで続いているのです。
甲子から癸亥まで最小公倍数の60の組み合わせがあり循環しています。
60歳になると還暦というのは、この組み合わせが一巡することから還暦と呼ばれているのです。
年は60干支の循環、月は5年で60干支が一巡しますが、各月の変化は12だけです。
年月の組み合わせは60X12の720種類、日と時間の組み合わせも60X12の720種類、したがって年月日時の組み合わせ総数は720X720の51,840種類になります。
10干とは、甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸です。
春 木気(甲 乙) 伸長性・拡大性(成長、膨張、発展等)(寅・卯)
木々の新芽が萌え出ずる時であり、伸張状態・作用を示します。
陽の木は甲で強い木気であり、力強く伸びる巨大な樹木を表します。
陰の木は乙で弱い木気であり、果樹・草花を表します。
夏 火気(丙 丁) 光熱性・炎上性(情熱、派手、陽気等)(巳・午)
太陽の光と熱が強くなり、万物を育成する時です。
陽の火は丙で強い火気であり、太陽の強い光・強力な光熱を表します。
陰の火は丁で弱い火気であり、焚き火や炉の火等の光を表します。
秋 金気(庚 辛) 結晶性・形成性(結実、宝石、収穫等)(申・酉)
結実収穫の時であると同時に落葉の時です。
陽の金は庚で強い金気であり、鋭利な刃物、金属等を表します。
陰の金は辛で弱い金気であり、鉱石、宝石、結晶物を表します。
冬 水気(壬 癸) 冷却性・流動性(浸透、冷静、思索等)(亥・子)
春の活動に備えて静かに熟考・計画する時です。水分はすべての生命体に浸透している重要な要素で、暖気が不足すると凍結してしまいます。
陽の水は壬で強い水気であり、大湖の水、大水等を表します。
陰の水は癸で弱い水気であり、雨露、少量の水等を表します。
中 土気(戊 己) 固定性・接合性(持続、忍耐等)(辰・未・戌・丑)
太陽と地球の位置関係から太陽エネルギーに変化が起こり春夏秋冬と移り変わります。
それぞれの季節の間には中気と呼ばれる接続の土気があります。
適度の水分を含んだ土は植物を育む需要な働きがあります。
陽の土は戊で硬く強い土気であり、山、岩石等を表します。
陰の土は己で柔らかく弱い土気であり、田畑の土・湿土等を表します。